タイトル画で私物のピンバッジコレクションを披露したところで。
今年はイギリスの訃報が多いです。F1チーム『ウィリアムズ・チーム』を創設したサー・フランク・ウィリアムズ(Sir Frank Williams)が11月28日に79歳で亡くなったそうで、私にとってのF1の象徴が消えた感じです。って今までここでF1の話なんてしたことないのになんだって思われそうですが、昔見てたけど今語れるほど詳しくはないからさ。
アメリカドラマとF1、今はどちらも配信・有料放送で見ている人が多いかと思いますが、その昔は深夜地上波仲間だったのです。と言っても深夜ドラマは平日でF1は土日深夜だったので住み分けされてたけども。
Sir Frank Williams: Formula 1 team founder dies aged 79
https://www.bbc.com/sport/formula1/59453378
Sir Frank Williams, founder and former team principal of the Williams Racing Formula 1 team, has died aged 79.
日本でF1ブームだったのはバブル期から崩壊、ミレニアムとか言ってた1980年代後半~2000年くらいかと思いますが、私の見てた時期は1990年代半ばくらい。
当時はアメドラも深夜によくやってたし、日本の深夜テレビも話題作が多くて、深夜全盛期でした。親には勉強するって言いながら夕食後に寝て夜中に起きてこっそりテレビ見て明け方寝るって廃人生活していた10代の頃にはどれも馴染み深かった。
アメドラだと『The Equalizer(ザ・シークレット・ハンター)』もその当時に深夜に放映されてました。それからしばらく後はパメラ・アンダーソンが主演のお色気アクション(?)の『V.I.P.』ってドラマは周りの男子が食いついてみてた記憶が…。要するにおっぱい…。個人的には『Sleepwalkers(スリープ・ウォーカー)』って夢の中で事件を解決するドラマを楽しみに見てたのに本国でも打ち切られて終わったとかも記憶にある。
日本の番組だと『カノッサの屈辱』とか『とぶくすり』とかフジテレビの深夜番組も人気だった。
ちょうど世紀末が近づいてノストラダムスの大予言とか流行っていた時代だったせいか、深夜にホラーチックなドラマもよくやってた。フジテレビの『NIGHT HEAD』は有名ですが、他にもオムニバスの『悪いこと』とかテレビ朝日の『不思議な幻燈館』はうっすら記憶にある。
NIGHT HEAD ナイトヘッド DVD BOX
「兄さん頭が痛いよ」ごっこは当時みんなやったよね。←あほである。
『不思議な幻燈館』はサッカー選手の奥様になる前の女優設楽りさ子さんがメインなホラーやリアルっぽいホラーな話が多かったけど、中山忍さんが出る回はうって変わってほのぼの可愛い話が多かった。
ぼんやりしか覚えてないけども、「地下室の中の歪んだ愛」って美女をさらったストーカーが檻みたいなとこに閉じ込めて監禁してるやばい話だけなぜかインパクトありすぎて覚えてる。犯人が事故か何かで死んじゃうかで、美女はそのまま閉じ込められて終わるってオチだったような…。今だと絶対放映されなそうな、実験ドラマとか多かった。
深夜なせいか同じドラマを何度か放映してたりもあったので、岩井俊二監督の『FRIED DRAGON FISH』とか二度三度見た記憶が。真夏にアパート住まいの姉ちゃんがそうめん食べたり水風呂入って日中だらけてるのに、夕方だけOL風にばっちりメイクして帰宅したサラリーマンに自分も勤め人ぶって挨拶してるってドラマも何度かやってた。
ストーカーチックな女の子が主人公で『恋する惑星』を連想する感じ。なので記憶が混じっててあれは夢だったのかって後にタイトル探したら『夏至物語』ってタイトルだったらしい。どちらも『La cuisine』ってフジテレビのドラマ枠だったようだけど、その後にDVDとか出たらしい。今は廃盤らしい。
…ってF1の話しろよって言われそうですが。
F1は確か『競馬ダイジェスト』の後にやってた。欧米の時差の関係で予選土曜で日曜深夜から日付変わった午前1時半くらいまで放映されることが多かったので、夜更かしして放映見てたファンの方は寝不足で月曜の朝を迎えてたんではないかと。
大体ディレイ放送だったはずですが、カナダとかほぼリアルタイムでやってたよね。朝の6時まで押して、早朝ニュースになってしまって結果が分からないまま終わったことがあった。
夜更かし組としては、日曜深夜とか他の局は早々に放送終わって見るものなくて「F1かあ。見てみよう」から入ったパターンなので、なんかグルグル回ってるな、が何度か見てるうちにルールを覚えるようになり、チームとか覚えてきたと。当時はF1人気だったので、ルールとかいろいろファンの子に教えてもらったりもしてた。
その私が見てた当時速かったのがウィリアムズチームで、毎回トップ独走してたから当然覚えるし、たまに映る車椅子のフランクさんはいつも不機嫌そーな顔してる気難しそうなお人に見えて、滅多に笑わない印象であった。※あくまで画面で見てた印象。
セナが亡くなったのが1994年だっけ。事故当時のチームもウィリアムズですが、その後も赤くなるまでは強かったよね。※スポンサーが変わってカラーが変わったの意。
ちなみに私の記憶の当時のお姿と最新写真ではそんな変わった印象はない感じでしたが、見返すと当時はやっぱり若いかも。でも25年くらい前ということは、79歳-25年前=当時55歳くらいだったってこと?まじ?嘘ー!…って超失礼ですけども。
イギリスの人って今年訃報の二人もだけど年の割には老け…いや、アメリカセレブみたいにアンチエイジングしないからナチュラルなんでしょーか。しかし25年ほぼ変わらないんだから若いともいえる…。
当時はモータースポーツ全盛期でもあったので、今は亡きアメリカのCARTも深夜に放映してました。こっちは平日夜中だったような。そしてF1はほとんどコースだったけど、CARTはたまにコースある以外はマジでグルグル回ってた記憶が…。※オーバルコースの意。
当時はCARTからF1に移籍する選手とかいた時代だったので、上位の人はF1へ行ったりF1から来てたり。けどもそれが理由で確かCARTと分裂したIndyの組織ができて、インディーカーレースが2組織になった、はず。インディ500は後者になったんだよね。
CARTまではチームを覚え切れてなかったけども、当時はグレッグ・ムーア (Greg Moore)って選手を応援してました。いや、速かったし若くてハンサムだったから。←わかりやすい。
ウィリアムズがテストドライバーとして打診したとか、マクラーレンが狙ってるとか、いずれ活躍するのを見越したF1関連のニュースがあれこれ出てきてたのもちょっと親近感で、そのうちF1で走るのかなとか素人ながらに思って応援してた。
で、その後どうなったかはCART当時見てた人にはわかると思いますが、真夜中の中継で私も事故のシーンを見ました。「これは死ぬわ」って免許も持ってなかった私でも分かるクラッシュでした。それ以来CARTは見なくなってしまった。
私にとってF1の象徴が今回のフランク・ウィリアムズだとしたら、カートの象徴は彼だったのよ。なんてしんみりした話になってますが、その後CARTは破綻して、私も実家を出て環境が変わり、深夜逆転しなくなり、自然と深夜テレビを見る機会もなくなったわけですが。F1もブームが終わって、地上波の再編とかでテレビでやらなくなったりで物理的にも見られなくなった。
しかし今回のニュースで懐かしくなって最新のF1ニュース見たら、兄シューマッハの息子が出てるのね。ぎゃー!当時はみんな年上だったレーサーが年下とか。私も年取るはずです。。。
F1は見なくなって久しいですが、たまに見かけるニュースではウィリアムズチームはだんだん低迷して、資金繰りにも困って数年前に株式上場したとか記憶の隅にありました。チーム監督も娘さんに変わったり、とうとう去年には完全にチーム売却した先での今回の訃報だったそうで。
どこで聞いたかあやふやだけど、フランクさんはレースに夢中で結婚した時は負債だらけの貧乏生活してたとか、仕事の合間に式だけ挙げてまた仕事へ戻ったとかの奥さんの話を覚えてます。奥さんよく結婚したねってそれ聞いて子供心に思ったもん。
まあそんな話も含めてひとつの時代の終わりでした。
最初に貼ったピンバッジのロスマンズとウィンフィールドはどちらもタバコブランドですが、こんな風にかつて当たり前のようにメインスポンサーをつとめてたタバコの広告は消えました。
そして今は環境保護とかでガソリンから電子自動車へって世界が変わりつつある時代です。電気自動車になったらモータースポーツはどうなるんだろうね。私が見てた当時から、マシンの性能の差がレースの順位とか言われてたけど、自動運転技術とかも進んできてるから、そのうち全く違うレースになりそう。てか、レースが時代遅れになってしまうんでしょーかね。
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私が見てたこの時代はウィリアムズ独走だったはずなのだけど、画像ではマクラーレン2強的な。そういえばマクラーレンも強かったっけ…。あやふやな記憶。