アメリカドラマに出てくる外国人たち

前回はアメドラの脇役について書いたけど、今回は外国人。そして私が見ているドラマがクライム系ばかりなので、話もそちらに偏ってます。

日本のドラマは基本的に、日本の現状(現時点の)を反映して、外資系とか特殊な環境が舞台でない限り、ほとんど外国人は出てきません。物語で外国人を出す時は必然性が求められます。主人公の友達が意味なく金髪碧眼のマイケルとかありえない。大体アメリカ出身ならそれに関したエピソードが必要です。これはイギリス人でも中国人でも他の国でも同じよ。

一方でアメリカだといろいろな人種がいてそれが普通なわけで、待遇を変えたり偏っていると差別とか言われますから、割と満遍なく出てくるようです。近年はポリコレのおかげで実際の分布より有色人種割合が増えてるとか、LGBTキャラを出してマイノリティにも配慮とかあるようです。

まあメインもそんな状況なので、ゲストのキャラクターやエピソードも日本より国際色豊かです。ドラマのジャンルにもよりますが、海外アクセントで話す人もたくさん出てきます。英語は人称とかバリエーションが少ない代わり、アクセントで区別をつけるのが多いのもあるでしょう。

これは日本のドラマだと方言に相当しますが、日本は関西弁のキャラはたまに出てきても、地方が主役のドラマでないと東北弁・九州弁とかはあまり出てこない。ほぼ標準語で作られてます。でも地域のバリエーションはないけども、俺が僕か吾輩かワタクシか、みたいな人称や話し方のバリエーションで差をつけてるところが多いかな。いわゆる役割語ってやつ。

アメリカ系

アメリカドラマの場合、舞台の地域によってキャラクターのアクセントも違ってたりします。ニューヨークとサンフランシスコでは喋り方も違うし、田舎が舞台だともっとアクセントが強くなる。地方から来た役だとあえて方言やアクセントをつけたり。日本のドラマで関西弁喋るようなもんだね。ドラマの内容によっても話し方とか表現レベルが違うのもある。

たまたま同時期に見たから記憶に残ってる範囲だと、クライムアクションでも『Blue Bloods(ブルーブラッド)』は大人向けで硬派なせいか台詞や言い回しも婉曲的で分かりづらい表現も多かった。そして舞台がニューヨークだから早口気味。一方で日本でも人気があった『Burn Notice(バーン・ノーティス)』はストレート。万人向けに作ってある。ドラマで英語勉強しようと思う人は、いきなり大人向けのから入ると挫折必至なので、分かりやすいのを選びましょーって趣旨が違ってる…。

他は、育ちの良くない役・田舎者役だと省略語とか品のない言葉遣いするとかで変化をつけてたり。スラムのギャングとかも独特です。私の耳には全部ラップに聞こえますが…。笑。一方でおハイソな役だと綺麗な英語喋ってる。

それ以外でも、英語にも若い子が使う流行言葉は勿論あるし、死語とか年寄り臭い言い回しもある。更には単語や言い回しの性差もあるそうな。lovelyとかcuteって単語使ったり、そうじゃない?とか同意求めがちなのは女の子とかね。まあ日本語でもそうだよね。マッチョな悪役が「ねえこれラブリーじゃない?」みたいな話し方してたら迫力出ないからね。そういうキャラとして作れば面白いかもしれないけど。

キャラクターとしてはヤク中・ギャングや犯罪者から、エリートや政府関係者とか要人まで満遍なく出てくるけど、クライム系のドラマでは社会ネタとしてシリーズ中に一度は人種差別を扱った話でKKKや人種差別主義者の白人が出てきたり、麻薬組織に若い人が狙われて主人公が救う的な話があるのは日本にはない展開かな。社会的権威や知能の高い犯人(エリート)が、不倫などで若い子に手を出して証拠隠滅の犯罪を起こすとか、家族に暴力ふるったり完全犯罪で殺して主人公がそれを暴く的な話は日本でも見かけるパターン。

イギリス系

アメドラの外国人だと一番多いのがこれ。役者もイギリス出身の人は多いし、アメリカ俳優もブリティッシュアクセントでイギリス人役やってたりもします。大体がヨーロッパから来たおハイソ・気取ったヤツ扱いとか、そういう雰囲気を匂わせてたりする。悪役の場合は正体不明な胡散臭さを出してたりとか。茶化して大げさに演じてみたりとか。当然イギリス人はアメドラのイギリス人役はひどいのばかりって言うよね。

でもオーストラリアニュージーランドはもっと出てこないし、出てきても大自然!で田舎扱いされてたり。カナダも下に見られるキャラか自らそれを茶化すキャラばかり。イギリスより不遇です。

ちなみにイギリス英語と一括りに言っても、容認発音とかあって階級によって違うとか、労働階級や地方は訛りが強いとかよく言われてますが、アメリカドラマで出てくる範囲では、大体エリート系の役が多いのとか、訛りがきつすぎると字幕必要になっちゃうとかで、コテコテのはなくて、アメリカ人に通じるレベルのイギリス英語が多いようです。ドラマの脚本書いてるのはアメリカ人だし。

ドラマで見ている限りだと、アメリカの役者さんがイギリス人の役をやる時は「bloody」とか「lovely」「Oh, dear」「Cheers」みたいな分かりやすいイギリスぽさを出しつつアクセントを強調するけれど、イギリスの役者さんがイギリス人の役をする時は(単語やアクセントは当然クリアできてるので)言い回しや雰囲気がイギリス風になってるって印象があります。身内相手に「Would you~?」みたいな丁寧な言い方多用してたり、ストレートな物の言い方しなかったり。なんて言うか『本場のイギリス人』みたいな。←どんなのだよ?ナチュラルって意味よ。まあこの辺は役柄とか、どこまで台本かにもよると思いますが。

イギリス英語とアメリカ英語の差で脱線しておくと、『ハリー・ポッターシリーズ』はイギリスの小説ですが、アメリカ向けにはアメリカ英語バージョンもあるらしいよ。1作目の邦題『ハリー・ポッターと賢者の石』が原題では『Harry Potter and the Philosopher’s Stone』で、アメリカ版は『Harry Potter and the Sorcerer’s Stone』になってるとか。古い言い回しとか固有名詞のスペルとか、一部の前置詞の使い方も違ってたりとか、アメリカの子供が読むには難しいところも多いからだって。検索したらハワイ語バージョンもあった…。よ、読めない…。

フランス系

日本でもおフランスはお洒落でエスプリの効いた憧れの国☆なイメージですが、アメドラでも割とそうみたい。フランス系の役の人が出てくる時はお洒落だったりインテリだったり憧れる要素があるキャラばかり。イギリスみたいに慇懃無礼な扱いされないし、下に書いたご近所ドイツや他のヨーロッパと比較すると断然扱いがいい。

過去の恋人(彼女)がフランス系ってのもよく見る。現在の彼女はあまり見ないけど。アメリカ男性には過去にフランス女性の恋人がいたってのがステイタスなんでしょうか???ドイツやイタリアやヨーロッパにはたくさん国があるのに、いつもフランスなのは何故?そして逆のフランス男性の恋人ってパターンは見かけないよーな???まあフランス語はロマンチックな響きだもんね。何話してても口説いてるように聞こえるし。笑。

私がアメドラを英語で見る羽目になったきっかけの『The Pretender(ザ・プリテンダー 仮面の逃亡者)』に出てたパトリック・ボーショーはベルギー出身のフレンチアクセントで喋りますが、この方も当然いつもヨーロッパから来た人の役をやってます。全く英語も聞き取れない頃に彼の喋りを聞いた時は、フランス語喋ってると思ってました。笑。英語以上に分からないはずなのに「フランス語だ」って思ったのは不思議だけど、多分リズム?今はちゃんと英語に聞こえてます。

他にもカナダ系の役者さんでもフランス語地域出身だとフレンチアクセント使ってたりするね。

アジア系。日中韓

日本の役者さんもアメリカ進出したり、アメリカで活躍している方も増えてきていますが、日本・中国・韓国のアジア系もドラマにはよく出てきます。最近はメインキャラでも見るようになったけど、脇役やゲストでも他と比較したら実は断然優遇されてます。だって事件もののシリーズは、バリエーションとして大体一度以上はチャイナタウンが舞台の話が出てきます。これ他の地域にはない特徴。

中国人はやたらカンフー強かったり、武道に精通しているキャラクターが出てきたり。その辺のステレオタイプが差別的って意見もあるけど、何の特技もなくただ悪役・マフィアばかりの下の国と比較すると、見せ場があるだけマシって見方もある。

日本も、ヤクザ、ニンジャ、サムライ、禅、和食、ポケモン、ビジネスマンとアメリカ人にも認知されてるでしょう?インテリアや音楽やファッションが中国風な謎アジアになってることは多いけど、たまにエスニックになってたりもするけど、、、日本はちゃんと日本として認識されてるし。――って忍者とか侍は事件物には出てこないけどさ。。。これでも下の他の国と比較したらマシなんだって。

韓国はアジア食材店の店員さんがよく出てきます。チャイナタウンや中華料理店とは微妙に住み分けされてます。実際も食材店は韓国系のショップが多いんでしょうか?

ドラマに出てくるアジア系は、現地生まれのアジア系アメリカ人役か、アクセントのある移民系かの二種類が出てきます。後者の役をやる場合は、普段は英語ネイティブな役者さんでもわざとアクセントつけてるね。ただアメドラ的には、日本語・中国語・韓国語をひとまとめで『アジアンアクセント』って括ってるし、日中韓の役者さんの区別があまりないので、競争はそこそこ激しいよう。

大体必ず出てくるチャイナタウンのエピソードも、区別がないからこそ中国系に限らず日本人でも演じられるって可能性はありますが、どちらかというと日本人役を中韓系の役者さんが演じてるパターンの方が多い。そのせいか日本人が日本語喋ってるシーンのはずが、全然聞き取れない、なんてこともあったり。。。日系の人にも頑張ってほしいです。

他のアジア圏だと、インド系は英語もできるし移民も多いためか独立して出てきてます。ネイルサロンはベトナム移民の女性の職として普及したため実際もベトナム系のお店が多いんだそうで、ドラマもアジア系店員が多い。

それ以外の東南アジアの他の国はあまり見かけないけど、出てきても麻薬の密売絡みや人身売買とかロクな話じゃない。超怪しいアジアン風俗やバーとかも犯罪ものだと出てきます。この先発展して行けばもっと扱い変わるかもしれないけど現状はまだ。その点から見ても、日中韓は優遇されてるよね?

メキシコ系

同じ北米大陸の隣にあるし、アメリカ国内もメキシコ系が多い地域とかあったりするし、メキシコ系の話もアメドラではよく出てきます。犯人が逃げ込む率も高いです。ドラマだと反対側のお隣のカナダとメキシコは、国境超えて結構頻繁に行き来してますが、島国日本人にはあまり分からない感覚です。

しかし役柄としてのメキシコ系は、犯罪組織・麻薬組織やギャングとか底辺労働者とか、タコス屋とかあまりいい役ではない感じ。セニョーラ・セニョールとか言ってるよね。って私がその程度しかスペイン語分かってないだけだけど。リアルでも国境に壁作ろうとしてるくらいだし、実際も不法移民とか犯罪者とかそういう人が多く来るからなんでしょう。サボテンの前でソンブレロ被ってマラカス振ってるようなおおらかなおじさんはフィクションの世界にもいないのか…って、まあ事件物だからしょうがない?

実際のメキシコは、場所にもよりますが、近くの異国ってことでアメリカ人に人気の観光地のひとつだそうです。日本にとっての台湾や韓国みたいな感じかな。

ロシア系

一昔前の冷戦時代はソビエトと言えばKGB。そして悪役と決まってました。ちょっと巻いた感じのロシアンアクセントで喋る美女は大体スパイだし、オッサンはKGBです。太ってれば麻薬カルテルかマフィアのボス。そしてポーランドとか他の東欧の被害者をいじめて主人公に倒される役ばかり。冷戦が終わってロシアになってもいまだに悪役としては人気です。使いやすいし、クレーム付けてこない太っ腹なところがあるからでしょう。アメリカにもロシア系は多いはずなんですが…。

私の好きな役者はバリバリアメリカ英語なのにロシア系の役をやってたりもしましたが、古い時代のそういう悪役のイメージがあったせいで、なんでロシア人役なのか深読みして悩んでしまいました。多人種感を示したかっただけらしい。しかしやっぱり悪役だった。

東欧系

一昔前の冷戦時代のドラマだとポーランドとかチェコスロバキア辺りの共産圏もよく出てきます。当時は日本語で東側諸国って呼んでた国々ね。この辺のアクセントはロシアより更に巻き舌っぽい?そしてロシアのところで書いたように、亡命しようとしてKGBに追われてる被害者とか多かった。もしくはソビエトマフィアと共闘してたり、対立してたり不遇な役が多い。

でも冷戦が終わって続々民主化すると共に最近はアメドラではあまり見かけなくなったような。EU加盟国も増えたし、米露に挟まれた対立構造作れなくなったからかな。

南米系

ブラジルベネズエラとかコロンビアとか南米系も事件ものだと犯人組織として出てきます。大体は麻薬ディーラーか武器商人か、そんな感じの役ばかり。中古車密売も多いのか。大体がでっぷりして髪の毛の薄い怖そうなおっさんが出てくる。ここも不遇な感じです。

イタリア系

言うまでもなくゴッドファーザー。つまりマフィア。巻き舌でちょっとおしゃれなスーツとアクセサリーして、パスタ食べるかコーヒー飲んでるシーンとか出てくるだけ他のマフィア国よりちょっと格上な気もしますが(ほんとかよ?)、でもやっぱり倒される。もしくは気取ってやたらお姉ちゃん口説いてるかはべらせてる。日本でもイタリアといえばこのイメージだよね。

そして悪いやつでもいいやつでも大体信心深いエピソードが出てくる。やっぱゴッドファーザー(元はカトリック用語で代父の意味)。

ドイツ系

ドイツの高級車はアメドラでもバンバン出てきてるし、現在もEUでは一番発展している国ですが、いい役はあまりない不遇な国。一話完結の事件物ドラマで出てくるドイツ人はほぼ悪役です。そして大体がナチス絡みの過去がある。唯一違う役だと大工だかの移民の話を見た記憶があったかな。マイスターの国ってことでしょう。

まあドイツのエピソード作ってみろって言われても、確かに高級車かビールやジャガイモ、ウインナーとかしか思い浮かばないし、そこからは事件に結びつかないし。ドイツ系マフィアとかもあまり聞かないから、ネタが限られるのかもしれないね。ヨーロッパからアメリカへ来た初期の移民ではドイツルーツの人が一番多いらしいけど、その人たちはもう完全にアメリカ人なので、第二次大戦中のドイツとは別物なんでしょう。

ドイツ系の悪役が出てくる話だと、一昔前のドラマではセオドア・ビケルって役者さんをよく見ました。もう亡くなってますが。オーストリア出身のユダヤ系でもあった方ですが、濁点多めの分かりやすいドイツ語アクセントで喋って大柄で悪役顔だからニッチな役に対応してたと。と言っても私が見てるのが犯罪ドラマばかりだからそういう役が多かっただけで、この方はブロードウェイミュージカルで『サウンド・オブ・ミュージック』や『屋根の上のバイオリン弾き』などのメインキャストを演じていて、舞台俳優としての方が有名だったそうな。

しかしナチスもそろそろ時代が変わって生き残りもいなくなってますから、この先ドイツ系はますます出てこなくなるかも。今の悪役一択状態よりは、出てこない方がマシ?

スイス系

これがスイスになると、製薬会社や世界的企業、高級精密時計のイメージからかちょっと扱いがよくなります。と言っても事件ものだと、高級時計→爆弾て感じで精密爆弾作ってたり。大発明の新薬や怪しい謎薬を発明してたり、ちょっとエリート感が漂うものの?やっぱり悪事を働いてるロクでもない役が多いですが。そもそも製薬会社自体がドラマではよく悪役にされてる。

ちなみに言語はドイツ語6割の国なはずですが、『Burn Notice S05E09』で戦争犯罪者(たぶんナチス)で時計屋兼爆弾魔の役をやってたのは上のフランス系で書いたパトリック・ボーショーでした。まあスイスじゃなくてルーマニアがどうのとか言ってたし、アメリカ人的には『ヨーロッパのアクセントで喋る役者』ならなんでもいいやってアバウトさなのかもしれませんが。けどフレンチアクセントのルーマニア人で戦犯ってなんかいろいろ混じってるような。ってフィクションの一話完結の悪役に突っ込むな。きっと多重スパイだよ!

中東系

アメリカ人も空気を読むのか、「フィクションです」が通用しないのはよくわかってるのか、現実で何かとニュースになるイスラム系原理主義の人たちは悪役ではほとんど出てきません。まあドラマでは宗教をもろに書かないってのはあるけど、キリスト教狂信者なんかは割と出てくるのと比較すると避けてるよね。モスクやイスラム系の人たち自体は普通の脇役として出てくるエピソードもあるけど、心優しい脇役ばかりで、悪役にはしないと。

代わりにアラブ系のシンジケートとか麻薬カルテルのオッサンたちは出てくる。大体白いカンドゥーラって服着てて髭はやしてます。悪役はほぼこれ一択。と言っても他に何があるのかって聞かれても私も中東問題とか詳しくないから困るけど。

出てこない

アフリカ北欧などの国はアメドラでは滅多に出てきません。ヨーロッパも上で挙げた一部地域に偏ってる。出てきてもせいぜい留学生とか国名が出てくる程度。ドラマ見ている一般人が連想する材料も少ないから、あえて設定するのも難しいってことなんだろうとは思います。日本人からしたって、北欧らしさを事件ドラマで出せって言われても、オーロラ殺人事件!ムーミン誘拐事件!とかアホなことしか浮かばないし…。時代ものならまだしもバイキングとか出せないもんね。シュールストレミングって臭い缶詰でテロ!って浮かんだけど、こんなのギャグにしかならない。。。まあイギリスなど欧州のドラマだと距離が近い分だけ身近だからか、たまに出てきたりしてますが。

 
そんなわけで一話完結の事件ものだと、いつも国内の事件ばかりじゃ飽きるからか異国のバリエーションがありますが、それも結構ステレオタイプでパターン化してます。視聴者に分かりやすいイメージで作ってるからでしょうか、差別って言われそうなのもある。しかもほぼマフィアかよって感じですが、実際ドラマだとそんなだよね。悪役としてしか出てこないのと、悪役としても出てこないのとはどちらがマシなのかって不遇な国も多いですが。たまにはいい役で出してあげてよ!

そしてその中でも比較すると、中国はチャイニーズマフィアだけど、日本のマフィアはちゃんとYakuzaとして認識されてるし、先進国扱いもされてるし、アジア日中韓はそれぞれの文化もエピソードとして取り上げられる機会も多い分だけまだマシな扱いだと。