The Eagle 第九軍団のワシ ネタバレ感想

2011年に公開された、紀元140年のローマ史ものの映画です。鉄の兜被って盾持って斬り合いしてます。←見たまんま。こういう歴史物って好きな人は好きなんでしょうが、私は全くときめきません。おい。ガラの悪い人たちが銃バンバン撃ち合いしてる現代ものが好きなので。…って、いきなりジャンルファンの人にケンカ売ってるとこから始まりますが、なんだかんだで楽しく見終えたので今は食わず嫌いを反省してます。ごめんなさい。

そもそもなんでそんな私がこの映画を見たかというと、配信の購入済リストに入ってて、「何と間違えて買ったんだ?」と自分で買っておきながら悩んでしまった作品がこれなのです。あほです。すぐに理由は分かりましたが。ポール・リッター(Paul Ritter)が出てたのね。中身知らないのにまとめて買ってたよ。と、俳優目当てにするにしても、フツーは主役二人のハンサムに目が行くはずなのに、例のごとくおっさん目当てに買ってる私…。

 

しかも「なんで買ったんだろう?」って何の映画か調べてる時に(そこからかよ…)、日本語版もあったことを知った始末。日本語版『第九軍団のワシ』の中古DVDのが安かったし!いつも英語版で見てるのは、単に英語版のが安いとか見たいものが日本語化されてないだけで、俳優目当てに見てるので日本語吹き替えはパスするけど、日本語字幕版のが安かったら当たり前にそっち買うってば!

第九軍団のワシ The Eagle
[レンタル落ち]


レンタル落ちDVDは送料込でもワンコインでお釣りがくる…。

こんな状態なので、原作ローズマリー・サトクリフの本は児童文学のベストセラーで、日本でも翻訳されてるらしいですが、全く読んでませんし、予備知識もないまま見ました。と言うか、こういう機会がなければ見ないジャンルだよねって開き直って見ました。まあそんな複雑な話じゃなかったけど、見たらドキドキしたし面白かったです。

脱線しまくりのネタバレストーリー。

一応映画見た後に背景を調べてみましたが、紀元120年頃、5000人の軍隊を従えたローマの第九軍団ヒスパナ軍団(Legio IX Hispana)があるとき忽然と姿を消してしまったという伝説があるそうです。それについても、敵に待ち伏せされて全滅したとか、反乱があったとか、どこで最後を終えたかも含めて諸説ある(北方で先住民ケルト族との戦争に敗れた説が一般的だって)。日本で言うと卑弥呼がどこにいたかみたいな。←全然違う。

そして後にオランダから第九軍団のマークの入った石碑が見つかったり、シンボルとされたワシの像が近年になって彼らがいたはずの場所とは違う地で発掘されて今は博物館にあるそうで、ますます謎が深まって、歴史ロマンが好きな人にはたまらないミステリーになっているらしい。

見つかったワシのブロンズ像はシルチェスター・イーグル(The Silchester Eagle)って名前で、他に発掘された当時の食器や硬貨などと一緒に、イギリス・バークシャーの『Reading Museum』って歴史博物館に展示されているって。英語。
Reading Museum – Silchester Gallery
https://www.readingmuseum.org.uk/your-visit/permanent-galleries/silchester-gallery

史実と映画(原作)の違いとか、考古学者が訂正してる記事がありました。英語。
The Roman Ninth Legion’s mysterious loss
https://www.bbc.com/news/magazine-12752497

この物語はその史実をベースに、全滅した軍団のトップだった父を持つマーカス(Marcus Flavius Aquila)が主人公で、金のワシを失って逃亡したとか不名誉な噂が流れている父と一家の名誉のために、ワシを取り戻すというフィクションです。

けどまあ当然そんなの知らずにいきなり映画を見たわけですが、まず画面が茶色いです。暑苦しい男ばかり出てきます。笑。戦闘ものだから当たり前?華がない…。

ブリテン(Britain)の地に新任してきたのが主人公マーカス。どうしてここを選んだか、家族のつながりかとか聞かれて否定してます。岩と木で組み立てた城壁みたいな場所とか、男たちの戦闘訓練とか映ってます。とにかくむさ苦しいよ…。笑。

The Eagle
The Eagle 第九軍団のワシ

 
そして兜被ったポール・リッター登場。すぐに兜は脱いでたけど。兜や古代ローマの衣装は違和感あるって言ったらあるけども、普通にどこの田舎のおっさんだよ的な雰囲気で馴染んでます。誉め言葉です。ただ10年くらい前だからか微妙に若くて違和感。笑。個人的には現在の枯れた感じの方が好みです…っておっさん好きの謎のこだわりを語ってみたり。

彼ガルバ(Galba)は最初からマーカス(と父)をよく思ってないみたいで、テーブル囲んでパンか何か食べながら、その場にいない彼の噂をしてます。でもなんか声は低いし喋り方が変だぞ?これは―― →下へ続く。

– You mark my words. Marcus Aquila is tainted.
– Well, you know who is father was.
– The man who lost the Eagle of the Ninth.
– Not to mention, 5000 men.
– That was a little absentminded.

あいつの父親を知ってるのかって聞くマーカスの部下に、ガルバは「第九軍団のワシを失くしたダメなやつさ」的なことをストレートに言って、他のおっさんも笑ってます。そして悪い予兆とか予言めいたこと言ってる。

そんなことを言われてる一方で、一人荷解き中のマーカスは父をリスペクトしてるらしく、子供の頃にもらった木彫りのワシをお守りにしてます。それを握ってfatherって神様に呼び掛けてますが、めちゃ分かりやすいアメリカンな発音です。

この映画は米英共作らしいけど、どうやら主人公チームがローマ人(Roman)で、敵がブリテン(Britain)の人でブリトン人(Briton)。もしかしてローマンチームがアメリカ英語でブリトンがイギリス英語って分けてんのかな?とか思ってwikipedia見たらそう書いてある。

そして→の続き。気づくこの違和感。ア、メリカンアクセント…???ポール・リッターはイギリス俳優だけど、主人公チームのローマ人役なのだ。これまでコメディでふざけて鼻声真似してるのしか見たことないから笑った。←笑うな。※他のイギリス俳優もローマ人側はアメリカ発音してるって。

ちなみに主人公マーカスを演じてるチャニング・テイタム(Channing Tatum)がごつくてやたらムキムキしてるとこもアメリカ俳優って感じです。後に出て来るジェイミー・ベル(Jamie Bell)は鍛えてても線が細いよね。
 

Mithras, lord of light. Please, help me. Father of our fathers.
Help me lead my men well. Do not let me dishonor my legion.
Please, help me regain my family’s honor.

なんかこういうお祈りが、いかにも古典ものって感じ。ファンタジーチックな。

 
さて食料が届かないので不審に思ったマーカスは、危険だっていうガルバの忠告を押し切って、偵察隊を送ります。この辺の対立も原作だともっといろいろあるかもしれないけど、マーカス睨まれてます。

そして夜。マーカスが物音に反応して、何も聞こえない部下たちが不満そうな顔しつつ、兵士を起こして整列すると、ドルイド僧(Druid)って敵たちが垣根を飛び越えていきなり攻めてきて、戦闘シーンが始まります。

重そうな刃物振り回してて、カンカンキンキン当たって痛そうなんですけども。ぐろいし。私、バンバン撃つアクションは好きだけど、血とか中身とか色々出ちゃってるバイオレンスは苦手なのです。ひーとか言いながらやばそうなとこは手で隠して見ました。松明ぶん投げて火をつけてるし。人も燃えてるし。けどそこまで直接描写はなかったです。ホッ。

主人公マーカスを敵視してたから、これでいきなりガルバ役のポール・リッターも刺されてたり燃えてたらやだなあと思ったけど、偉いおっさんズだったらしく、無事でした。説明ないからそれくらいしか分からないよ。

朝になって、死体がゴロゴロしてる。終わったかと思ってたのに、Druidさん御一行様がぞろぞろと偵察に行った兵士を捕虜にして連れてきます。ノリノリハイテンションで首切りしようとしてるDruidさん(どーでもいいけど演じてたLukacs Bicskeyさんは2015年にお亡くなりになってるらしい)。一人目やっちゃったらしいとこで、もうグロイのヤダ。と思ってたらマーカスは自分のせいだからって軍連れてゲートの向こうへ対戦に。

盾で守りつつ彼らを奪還するけど、刺されてるし、人質よりも負傷者のが多いし。そのうち刃物ついた馬車とか乗って来て、見てるだけで痛そうだし。さり気なく生首とか転がってたり。

彼らを槍で攻撃し活躍してた主人公マーカス。馬車がすっとんできたところで場面転換。目が覚めるとお屋敷です。怪我して一線から除隊になってしまったらしい。原作だとこのへんも色々あるんでしょうが、就任して数日くらいですぐ除隊って、親子二代でダメダメ評価受けそうな…。

 
そして世話してる親戚のおじさん…ってよりおじいちゃん役がドナルド・サザーランド(Donald Sutherland)です。私の好きな俳優のデビュー作(エキストラ)『Ordinary People(普通の人々)』の主演もやってました。1980年の映画と比べたら、さすがにすっかり老けてます。彼はカナダアクセントが混じってるって英語圏のレビューで突っ込まれてました。みんな細かすぎ。私、日本語だって大阪弁と兵庫弁の区別つきませんけど。

まあこの映画は、いつもはイギリス人がやるローマ人の役をアメリカ人にさせたのが新しいであろう?って試みだったらしいですが、結果的に敵がイギリス人になってしまい、悪いやつはイギリス人って(アメリカ)映画のいつものパターンかよ!とイギリス側の反感を食らっているみたいな。笑。やたらアクセントにこだわってるのもその辺の人らしい。

それプラス、日本人はイギリスってまとめて言っちゃうけども、実際はイングランドとスコットランドとか分かれてるわけで、この映画のブリテン領土は今のスコットランドの方だそうで、それぞれの立場から見た自国の伝説に色々と物申したい人もいるようで。更に原作と映画もかなり違ってるらしくて、原作ファンもいろいろ言いたくなるらしいと。三つ巴のレビュー見てるとそれはそれで楽しい。

確かに映画しか見てない私も、唐突感があるシーンが多くて「この辺も原作だときっと違うんだろうなー」とか「説明あるんだろうなー」って見ながら思ったりもしたし。まあ映画って2時間に納めないとならないし、仕方ないね。

 
さておじいちゃんは気分転換でマーカスを円形劇場の戦闘観戦に連れてきます。殺し合いしちゃうやつ。そこで奴隷のエスカ(Esca)が戦わされてるんですが、武器を捨てて無抵抗。殺されそうになったとこで、マーカスが殺すなって言って助けると。

そしておじいちゃんはこの奴隷をマーカスのお世話係にします。でもエスカはブリトン人で敵側勢力だったらしい。それで捕まって奴隷化してた。でも命を助けられたから従うって板挟みになってます。みんな名誉とか重んじる世界らしい。

そしてその矢先、麻酔なしで足の怪我の再手術することになり、ベッドに縛り付けてるマーカスをエスカが押さえてるけど…、痛そうで嫌だっての。でもおかげでよくなったらしく、二人でイノシシ狩りしてます。

そしてある日、ゲストが来て話してるところで、ワシのシンボル持ったまま消えてしまった父の話が出ます。ワシはローマであり名誉で、あれを亡くしたなんてって、ちょっと馬鹿にされてる。そして親戚のおじいちゃんは慰めるけども、遥か北の地でそのワシを見た人がいるって言われて、マーカスは名誉の回復のため奪還に行くことにする。ブリテンの領土で誰も生きて帰れない危険な場所らしいですが、敵語(ゲール語)が喋れるエスカを連れていくと。

The Eagle is not a piece of metal. The Eagle is Rome.
It’s a symbol of our honor. Every victory, every achievement.

ここからはずっと二人は馬で旅します。ただの金属片がそんな大事なのかって聞くエスカに、ワシはローマそのものであり、名誉だって言ってる。そして逆にエスカの過去を聞く。7年前に土地を奪われて、兵士だった父も母も兄弟二人も死んだって。ローマ人に捕まったら何されるか分かってたから、攻め込まれる前に父が母の喉を裂いて殺したとか壮絶なこと言ってるよ。ひー。

手がかりを探して走り続けて、ゲートを抜けると、その先はブリテンエリア。ゲール語を喋れるエスカが、この先はやり取りするって言ってます。ローマ人は殺されちゃうからって。

そうして旅する途中、ご飯食べてるとこで敵がやって来て戦うんだけど、子供に手加減して逃がしてやろうとするエスカと、あっさり後ろから刺してとどめ刺してるマーカス、みたいな。直接のシーンは出てこないけど、ぐろいって。

 
途中で会った人にも、エスカが話を聞いたりしてひたすら北を目指す。そして襲ってきたやつを撃退しようとしたところで、そいつがローマのヘルメット被ってるって彼は気づいて、二人で問い詰める。

すると男は第九軍団の生き残りだったと名乗ります。いわゆる落ち武者ってやつ。彼は妻子ができて今は細々暮らしてるらしい。父は戦って死んだのか?とくり返し聞いてるマーカス。敵に囲まれてたけど父の最後は見てない、見届ける前に逃げたって言われて、弱虫とか言ってるマーカス。そして戦いの後の骸骨ごろごろを見せられてます。

一行は霧の中で待ち伏せされて襲われて、脱走した彼ら以外は全滅したらしい。ワシの行方はどうなったかと聞くと彼はエスカを指して、こいつが知ってるって。どういうことだよってキレてケンカしてると、いつの間にか顔とか灰色に塗ってる変な一団に囲まれてる。「The Seal People(シール族?アザラシ族?日本語版の訳が不明なので直訳)」ってThe Picts(ピクト)の部族の人たちらしい。

やばい状況を回避するために、エスカが先に立って殺されたブリテンのチーフの息子だって名乗ってます。ローマ語(英語)喋ってたのはなんだって警戒されて、マーカスをローマ人奴隷だって言ってる。言葉が通じないから、よく分からないうちに立場逆転して奴隷にされてるマーカスは引きずられて連れて行かれてます。

話が通じるシール族の一団とエスカは打ち解けて接待してもらってるけど、敵国出身の奴隷扱いなマーカスは隅に追いやられてる。そうするうちにマーカスはワカメみたいなの採ってる女の子に笑いかけたら、王子の姉妹だったらしく、色目使うなって半殺しにされかかって、エスカが庇うためにあえて殴ってたり。王子にこいつを殺していいって言ってたり。それでマーカスはキレてエスカに殺してやるってぼそっと言ってたり、二人の関係も殺伐としてます。

そのうち、宴というか謎の儀式みたいなので盛り上がってる一団。彼らが掲げていたのは、何とあの金のワシ。驚いて思わず飛びつこうとしたマーカスは反撃されて伸びてます。かっこわるい…。そうするうちにみんな酔いつぶれて、エスカが彼を起こしに来る。奪還のチャンスだって。裏切ったわけじゃなかったらしい。

そこで洞窟みたいなとこへ向かってワシを取り戻そうとすると、部族の王と部下たちに囲まれて戦うことに。そこで父の指輪を部族王がしてると気が付く。彼が父を殺してワシを奪ったと悟ったマーカスは倒して、指輪を奪還する。

対決の際、「どうやって父の指輪を奪った?」って聞くマーカスに、ゲール語で「臆病者は膝をついて命乞いしてた」って答えてるんだけど、(見てる側に向けては英語字幕が出てるけど)マーカスは聞き取れない。なんて言ったかエスカに聞くけど、はぐらかされて答えない。その後も尋ねられてるけど、エスカは言わないんだな。

盗るもの盗ったし早く逃げようって馬に乗ってると、子供が一緒に行くってついてくる。王子の息子だから警戒するマーカスにエスカはこの子は裏切らないからって、パパが目覚めたら二人は出て行ったと伝えろって言う。

そして二人が逃げた後にみんな起きて、部族王が殺されて、金のワシが奪われて、エスカたちが裏切者だったと気づいて大捜索が始まる。二人は馬で逃げてるのに、犬連れて普通に走ってる一団が追えてるのがちょっと謎だけど、笑、逃げても逃げても追いかけられてくる。

そうするうちにマーカスの足の怪我がひどくなったり、エスカの馬がへばったりする。栄養付けるためってエスカがネズミ捕って皮剥いて生のままかじって、これ食えって差し出してるけど、ネズミそのままの形だし、ワイルドすぎて無理…。マーカスもおえって吐きかけてるけど、栄養のためって言われてなんとか食べようとしてたり。

そうして川の中とか逃げ続けて、もうだめだってなって、エスカにワシを抱えてローマへ一人戻ってくれっていうマーカス。置いて行かないっていうエスカ。命令だって言っても聞かないで、行かせたいなら自由にしろっていう。それでマーカスは彼を友達として開放するって言ってる。だからワシを受け取ってローマへ行けって言うけども、エスカは「また戻る」って受け取らずどこかへ行ってしまう。

– I swore an oath of honor never to abandon you. If you want me to leave, set me free. Give me my freedom.
– You’re free. You’re free, my friend.

残されたマーカスはその場でじっと待つけれど、追手の犬の声が聞こえたり、追い詰められてることに気づく。木を削ってワシを掲げて一人で戦う気になってます。名誉のために死ぬ覚悟。

すると川の向こうから足音が近づいてくる。エスカが父の軍団の残党を連れて戻ってきます。いきなりな展開です。が、みんなおじ(い)ちゃんなんだな。逃げたの20年以上前の出来事だし。

 
途中で会った彼もその中にいて、自分は逃げたから正直に言えなかったけど、ほんとは父の最後を見てた。父は最後まで戦ってワシを持ってた誇りあるローマ人だって、卑怯者じゃなかったって言って、息子マーカスに命令を出せと言ってます。彼は今は家族を持って暮らしてるのを聞いてたから、その言葉が聞けただけでいいってマーカスは言うけども、自分たちのためにもって言われてワシを守る命令を出してます。

そしてやってきたシール族の御一行様。王子は子供を連れてて、自分の子なのに裏切り者だからってマーカスたちの目の前で殺しちゃう。ひー。そして戦いが始まる。おじちゃんたちもやられまくってるけど、マーカスが王子を倒して、なんとかやっつけると。

そこでマーカスは金のワシを前に、ローマ人とブリトン人の両方の死者を弔って、父にもらった木彫りのお守りと、エスカは形見のナイフを一緒に燃やす。そして金のワシのシンボルを手にローマへ戻って、父の名誉を回復すると。そしてエスカはフリーになって、これからどうしようかってとこで終わり。

マーカスたちは除隊された部隊へは戻ってないので、ポール・リッターは序盤だけの登場でした。ごめんて謝るんじゃないのかい。

DVDは別バージョンのエンディングがあって、そっちだと最後に金のワシも燃やしちゃうようですが、それだと父の名誉がーってことでこっちのエンディングを採用したんでしょう。たぶん。

どうでもいい脱線しとくと、最後の戦闘シーンの崖下の川の風景、既視感があるなと思ったら、『名探偵ピカチュウ』で主人公ティムが死にかけたピカチュウ抱えてフシギダネたちに連れられてミュウツーの元へ向かってた辺りの川辺の風景が季節とか違うけどこんな感じだった。笑。そっちもスコットランドで撮影してたそうなので、近い場所だったのか、似たような場所がたくさんあるのか、その辺に映画映えするスポットがあるんでしょうね。

最後、奴隷解放するとこで「友達」って言ってたので、マーカスとエスカの友情物語だったんでしょうが、主人公マーカスが父の名誉のために旅したように、エスカも壮絶な過去と敵であるマーカスに命を助けられた板ばさみになりつつも、名誉のために彼に従ってるんだと思ってました。多分原作だともうちょっと二人の結びつきみたいなのもあったのかもね。

途中からマーカスがへばって足手まといになってて、どっちが主役だよ的な状況になってたり、ツッコミどころはありましたが、ストーリー自体はいたってシンプルなので、史実を知ってて歴史ロマンを感じてる人とか、原作ファンとか、重そうな鎧とか身に着けてる人たちの出てくるこの世界観とか、マーカスとエスカのキャラがカッコイイとか、俳優ファンとか、そういうとこにポイントがある映画かなと思いました。

可哀想設定に弱い私は、可哀想で健気なエスカを応援してました。少なくともこの映画は彼が実質主役だよねえ。