Pokémon Detective Pikachu 名探偵ピカチュウ 英語版Blu-ray&DVDの内容紹介

※プリンちゃんキーホルダーは今回のとは関係ありません。ヨドバシカメラで見つけて思わず買ってしまったもの。もったいなくてビニールに入れたまま。

前回。映画を見た感想とか:『Pokémon Detective Pikachu 名探偵ピカチュウ 映画感想&DVD情報等』

8/6に発売された英語版のBlu-ray&DVDが届きました!というわけで今回は、映画から3ヶ月経って改めて見た感想と、おまけ映像を含めた中身についてざっと書いてみる。ストーリー自体には触れてないけど、ネタバレっぽいのもちょっとあるのでまだ見てない人は注意。

Pokemon Detective Pikachu
(Blu-ray + DVD + Digital Combo Pack) (BD)

今回買ったものはこれ。
『Blu-ray + DVD + Digital Combo Pack』って、
まさかの全部それぞれついてるバージョンだった。

感想

届いて早速改めて通して見たけどやっぱりふわふわピカチュウかわいい。映画館の大スクリーンの迫力を思い出すとうちの画面じゃ小さいけど、代わりに好きなとこで止めて見られるのがいいね。ピカチュウの可愛い顔のシーンをくり返し見てたり、死にかけてるとこは何度見ても可哀想になったり、プリンちゃんが出て来るたびにチェックしたりであっという間に時間が経ってしまう。

ピカチュウはとにかく仕草がかわいいし、それを自覚してるところがあざとくてまたかわいいし、しょげると耳が垂れるとことか、喜ぶと耳が立つとことか、しわしわ顔になるとことか、表情がころころ変わるのがかわいい。←またかわいいしか言ってない。

プリンちゃんはカフェで歌ってるシーン以外では、ベンチに座ってたり列に並んでたりする後ろ姿が多くてあまりかわいい顔が写ってないけど、それでも通りの向こうにいたり、追いかけっこしてたり、最後の再会シーンでも後ろのテーブルの上で踊ってるし、何気にあちこちで写ってる。見つけるたびに止めちゃう。ちゃんと顔が見えてるシーンでは、パレードの客席で他のポケモンたちと振り返った時の驚き顔とか、ガス吸ってラリってくらくらしてる顔とか、転がった後にぴょんって跳ねて移動してるとこがかわいい。

   

次作では『Pokémon Detective Jigglypuff 名探偵プリン』ってタイトル目指して活躍してほしい。無茶言うな。

私は映画を最初に見た時はピカチュウしか知らなかったくらいだし、細かいところは見逃してたけど、今回改めて見て、細かい謎にも気づきました。

例えばピカチュウが死にかけて、ティムが治してくれるポケモンに会いたいって助けを求めてるところで、ルーシーは車で待ってるって言ってついて行かなかったのが薄情だと思ってたけど(おい)、今回ちゃんと見返したら、フシギダネ(Bulbasaur)たちが来ちゃ駄目ってリアクションして止めてたのね。薄情だと思ってごめん。その後のシーンではミュウツーが、伏線どころかモロネタバレの台詞も言ってたりするし。

一方で何度見ても納得できないのが、カフェの給仕してるルンパッパ(Ludicolo)ってメキシカンみたいなポケモン。声がおっさんにしか聞こえないけど、映画ではピカチュウが「お嬢さん」って言ってたし、英語版でも「Thank you, sweetie.」「Thanks, doll.」ってお礼言ってるからレディらしい。けどどう見てもおっさん…。どこかに見分けるポイントがあるのであろうか。心は乙女なのかもしれない…。※ゲーム版の設定説があった。

でも他のポケモンも見た目で性別分からないけど、ピカチュウたちはHeとSheを使い分けてるので彼らには性別が分かってるみたい。

Warner Bros.『Pokémon Detective Pikachu』
Pokémon Detective Pikachu

ピカチュウがルーシーに喉ごろごろされて「気持ちいい~」ってなってるシーンでは、「Mother of Arceus」って言ってて、Arceusってなんだ?ってぐぐったらアルセウスって幻のポケモンらしい。

この台詞、元の表現は「Mother of God」で神の母=マリア様を指してて、意味は「Oh my god.」とほぼ同じ感嘆表現。アルセウスは神のようなポケモンだから(?)ピカチュウはGodをArceusって言い換えてる。分かりやすく書くと「オーマイガー」を「オーマイアルセウス」って言い換えてるみたいな。ポケモン知らないと分からないから、こういう台詞とか多分マニア向けだよね。

ちなみに英語圏ではライアン・レイノルズのArceusの発音が悪いのは日本語名アルセウスで発音してるからではとか、余計なお世話なことまで言われてた。

それ以外でも、公式予告でピカチュウが泣きながらポケモンの歌うたってるシーンは帽子被ってたけど、本編では被ってない。何故ならその前のシーンで帽子飛ばしたから。その後もずっと被ってない。けど最後はまた被ってたり、細かいところもこだわってる。※予告ではその後、帽子脱ぐシーンとつないでたから、予告用にあえて被らせたバージョン作ってたのかもしれない。

その他のポケモンのシーンなんかも、全然ポケモン分からない私がなるほどと思ったくらいなので、詳しい人はもっと色々気づくかも。

私も頑張って覚えようと思ったけど、800種類もいるんだってよ!英語名も覚えたら倍じゃん!アメコミヒーローより更に多いし。。。映画に出てる範囲でも60種類もいるらしいし、名前を調べるのにもイメージ検索で一苦労だし、ポケモン道は果てしない。。。

舞台になってるライムシティは、インタビューでも東京とロンドンを合わせてどこにもない街を作ったって言われてたけど、駅前シーンは新宿とか銀座みたいな繁華街で、屋台や看板がたくさんあるとこはゴールデン街や思い出横丁とかあの辺(外国人がやたら好きな場所)を意識した感じだったね。東南アジアも混じってたけど。日本語看板もあったし、カフェにはキッコーマンの醤油瓶みたいなのも置いてあったし。

一方でポケモン施設とか郊外の自然あふれるシーンは、完全に日本にはない田舎の風景だと思った。でも綺麗すぎる風景より、ゴミゴミしてて雑多な街並みの方が見てて落ち着く…。

Special featuresで主人公ティム役のジャスティス・スミスが自分のリアルなポケモン歴を語ってたけど、ずっとポケモンゲームをやったりアニメを見て育ってきた人からしたら、ポケモンがそばにいるって世界がこの映画で実写化されたのは、子供の頃からの夢が実現化したくらいすごいことみたいですが、残念ながら私はその感動は共有できないけど、代わりにエンディングの古いドットゲームの絵を見て、違う意味で懐かしさを覚えたよ。

おばさんおねえさんは初代ポケモンが載ってたゲームボーイどころか、ファミコン世代だからね。子供の頃のゲームはみんなこんなドット絵でした。そこは今時のポケモンキッズには分からない世界であろう。←開き直るな。

今回のBlu-rayとDVDの説明

日本語版も10/30に発売予定だそうですが、私は待ち切れずに英語版を買ってしまったわけですが、今回はBlu-rayとDVDのセットです。これに関しては届くまで、本編がBlu-rayでおまけのSpecial featuresがDVDって分かれてると思い込んでました。そしたら両方に本編が入ってて驚いた。

Pokemon Detective Pikachu Blu-ray + DVD
日本語版も同じようにBlu-rayとDVDの両方に本編が入ってるっぽいですが、こっちは北米版なのでDVDはリージョン1です。何で両方入ってんだろうね?他にもストリーミングorダウンロードで見られるシリアルも入ってるけど、それも北米限定でした。

ということで中身をざっと紹介。

Blu-ray

本編
Pokémon Detective Pikachu

特典映像
Special features

  • Detective Mode
    直訳して『名探偵モード』って何かと思ったら、本編を楽しむ手がかりを詰めた映像ってことみたい。実際の映像を見ながらクリエイターとか俳優のコメントしてたり、説明入れてるいわゆるオーディオコメンタリー的なもの。アメドラのDVDなんかでもよく副音声でおまけについてたりする。でも今回は副音声じゃなくて、本編と同じ時間で別につけただけあって、要所要所でポケモンやシーンの説明がついてたり、撮影シーンとか没シーンとかコンピューターグラフィックのシミュレーション画面みたいなのも入ってたりする。

    例えばHi-Hat Caféのシーンでは、『ノーマルサイズのカップとポケモン用の小さなコーヒーカップがあるよ』って文字説明が出てる。それ見て確認すると、確かにピカチュウはティムやプリンちゃんの歌で寝てるおっさんより小さいカップで飲んでる、とか。エスプレッソだと思ってた。二度目のカフェのシーンではティムが小さいカップで飲んでるし…。ルーシーが来るから緊張してピカチュウの飲んじゃったんだよ!たぶん。
    なんとなくゲームの攻略本的なノリ?

  • My Pokémon Adventure
    主演俳優ジャスティス・スミスがプライベートでのポケモン歴とか語ってる。元々ファンで姉or妹と初代からカードやってたとか、サン・ムーンってアニメ見てたとか、ポケモンゴールドからビデオゲームは始めたとか。詳し過ぎてついて行けないよ…。
  • Creating the World of Detective Pikachu
    • Uncovering the Magic
    • Colorful Characters
    • Bringing Pokémon to Life
    • Welcome to Ryme City
    • Action!

    こちらは映画の方の役者やクリエイターのコメントと撮影風景の説明とか。断片的に語られてるので、以下適当に要約。
    今回の映画はクライムものってこともあるし、ポケモンたちがカラフルなので、舞台はノワールを意識してモノトーンや暗い画面で霧やウェット多めな演出にしてたとか。ルーシーは『ファム・ファタール』的なミステリアスな女性として最初は登場してるとか。
    プロデューサーの人が何度も東京の㈱ポケモン(ポケモンの権利会社。どうでもいいけど任天堂と同じで京都にあると思ってた)に来て、打ち合わせしたとか。
    ポケモンたちのアニメーションの質感とか、800種類の内から映画では60種類をピックアップして、実際の動物とかを参考にリアルに作ったとか。ピカチュウの動きのモデルはウサギとネズミで表情はライアン・レイノルズね。
    ライムシティはポケモンの生まれた東京と、ロンドンをミックスしつつ、どこにもない街を作ったとか。※撮影はスコットランド。
    その他、ワイヤーで吊ってるところを見せて、アクションスタントについて主役二人やクリエイターが語ったり。

  • Alternate Opening
    これがAmazon.comでは削除シーンって書いてあったやつだと思うけど、本編では変更されたオープニング。ティムが保険屋で働いてて21歳の誕生日なのに仕事してんなよ、飲んで女の子とポケモンゲットに行こうって同僚Fillmoreに言われてるシーン。ティムはおばあちゃんと祝うからって断ってて、この同僚はおばあちゃんは独身?とか、彼女と別れたからとか言ってる…。ティムは気持ち悪いこと聞くなよって言ってたけど。結構たくさん喋ってるのに、ポケモンのノリとは合わないからか、この同僚のシーンは本編では丸々カットされてます。幻の出演になってしまった俳優さんも大変ね…。
  • Mr. Mime’s Audio Commentary
    上で書いたように『オーディオコメンタリー』って、役者やクリエイターが実際の映像を見ながら、ここはこうだったとか裏話とかを喋りながら説明するものです。…が、Mr.Mimeこと日本語名バリヤードは、パントマイムで喋らないキャラなので、これから自分の登場シーンを説明しますって文字とパントマイムで宣言して、本編の彼の映像に変わったものの、そのまま映像が流れてるだけ。最後にもう一度出てきて、自分は喋れないから、いい方法じゃなかった(=何も説明してなかった)っておどけて終わるオチでした。キャラクターらしさが面白いけど、最初は引っかかってずっと画面見ちゃったよ。とりあえず製作側の彼への愛は伝わった。
  • Ryan Reynolds – Outside the Actor’s Studio
    事前に公式動画でもアップされていた、ライアン・レイノルズが役作りのため1年ピカチュウとして過ごして、ピカチュウには子供がいないから自分も娘の学校の迎えにも行かなかったとか、ピカチュウの体重になるまて減量したとか言ってるインタビュー。(なり切りすぎて)元に戻れないかもしれないけど、娘たちはスクリーンでピカチュウを見ることになるだろうって言ってるところで実の奥さんで女優のブレイク・ライブリーが「見に行かないよ」って突っ込んでる。※勿論全部大げさに言ってるギャグです。

    今回の映像には関係ないけど、彼のピカチュウ映画のインタビューでは、娘に説得されてピカチュウの役を引き受けたってのと、娘には内緒にしてるけどパパの声に似てるねって言われたってやつと、微妙に矛盾してるふたつが出回ってたよね。インタビューなんてテキトーってことかな。←突っ込んじゃダメ。
  • “Carry On” Music Video by Rita Ora and Kygo
    エンディングの1曲目が本編映像と一緒に流れてるやつ。

DVD

本編
Pokémon Detective Pikachu
特典映像
My Pokémon Adventure
※どちらもBlu-rayと同じ内容。

その他

Digital Movie Code
アクセスしてシリアルを入れるとダウンロードとかできる…はずが、日本はエリア外でアウトだった。
Pokémon Trading Card
コーヒー飲んでるピカチュウのトレーディングカード。勿体なくて封切れないのでビニール入りのまま保管中。かわいい。

 
ということで、英語版はこんな感じでした。

日本語版では上のおまけ映像も多分日本語化されているんでしょう。また別に日本語吹き替えがついてたり、シワシワピカチュウの生写真とか英語版にはない特典もついてるようです。そっちも欲しい…。