Peaky Blinders: Series5(ピーキー・ブラインダーズ: シーズン5) [2013- BBC] ネタバレ感想

とうとうSeries5まで来ました。現時点の最新です。ここに辿り着く頃にはSeries6の撮影が始まってるかと思ってたけどまだです。BBCからリリース日も公表されてません。ただ来年には撮影を開始する予定とか脚本家や役者がコメントしてて、早ければ来年後半から再来年には公開の計画で進めてるらしい。でも全ては新型コロナウイルスの蔓延とイギリスの状況次第ですな。

というわけで次が来るまで復習見して待ちましょう。今回も例のごとく脱線しまくりで長いです。いつもにも増してあちこち逸れまくってるので、テキトーに読み流しといてください。

またまた念のため書いとくけど、私は英語版で見てるので、この先の固有名詞は英語で表記します。そしてここから下は完全ネタバレしてます。ツッコミ入れまくってますが、けなしてるわけじゃありません。ツッコミ入れながら見るのが面白いんです。

Series5 1929年

E01
前Series最後の自堕落な姿から2年後。1929年10月29日です。ThomasがArthurからの電話受けてます。大自然のど真ん中の電話BOXは前SeriesでLuca ChangrettaもPolly叔母さん脅すのに使ってたりしたけど、電気どうなってんだよとか見るたび気になるよね。え、衛星電話…この時代はない…って…。その電話を受けて、Finnたちに電話で指示してるThomas。Finnもちょっと成長した感じ。

そして舞台はアメリカデトロイトに変わってて、前Seriesで送られてたMichaelが電話で起こされるシーンから。ティッカーテープ(株の気配情報とか書かれてるやつ)見ながら青ざめてます。一緒に床で寝てるお姉ちゃんGinaは彼と共にイギリスに戻ってきていろいろと混沌を巻き起こす新キャラですが、女優さんAnya Taylor-Joyは『Queen’s Gambit(クイーンズ・ギャンビット)』って主演のチェスのドラマが近頃世界で話題になってます。

それは喜ばしいことだけど、このドラマ、Arthurの妻のLindaとかAdaの彼氏Benとか、他で主役に抜擢されたり人気が出るとガンガン退場してくから、そういう面では少し心配してみたり。といきなりネタバレから入るなよと。

さて株価の異変を見て、MichaelはArthurへ電話したりイギリスへ戻ると慌てて用意してます。今回はわざわざ日にちまで最初に出てたけれど、1929年10月の『Wall Street Crash(ウォール街大暴落)』です。

1929年10月24日木曜日(ブラックサースデー)に始まって、金曜は持ち直したものの、週明け1929年10月28日月曜日(ブラックマンデー)、1929年10月29日火曜日(ブラックチューズデー)と続いて世界にダメージを与えた大暴落。これをきっかけに世界恐慌が起こり、そして第二次世界大戦につながる――という歴史の一コマが今回のドラマの背景です。

 
ちなみにこの大暴落で大体の人は大損してますが、逆に空売りしかけて大金持ちになって有名になったのがウォール街のグレートベアとか呼ばれたジェシー・リバモアさん(Jesse Lauriston Livermore, 実在の人)です。けど儲け過ぎて暴落はお前のせいだって殺害予告とかガンガン来てたらしいよ。

昔伝記読みましたが、それだけ儲けても何度も離婚したり破産してたり最後は自殺してるので、投資法は真似しないほうがいいですけども。←脱線してますがドラマには全く関係ありません。ただこの方と、その息子も孫も自殺してるそうで、自殺家系と言えなくもない。その辺は今回のドラマのヒントなのかも?と先のネタバレ。

その本に書いてあったけど、数日後には値が戻ったのに、みんななんで底で売って損したかというと、暴落で証拠金が足りなくなってマージンコール要求をされたからだそうな。暴落した時に担保金を積み増しできないと株を売却されてしまうんだって。今でいう信用取引の、持ち株が暴落して維持率が足りなくなって強制ロスカットされたって感じ。

脱線ついでにもうひとつ書いとくとこの1929年10月28日の月曜はいわゆる「ブラックマンデー」ですが、現代でブラマンといったら1987年10月19日に香港から始まった暴落の方を指すのが一般的らしい。どちらも10月で、2007年のリーマンショックも10月。なんでかというと、みんなが10月は暴落しそうって思うから。そういうアノマリーというか株は心理戦なのね。※理由はよくわかってない。

私が読んだ『世紀の相場師ジェシー・リバモア』は伝記みたいな感じだけど、株の本のがたくさん出てる。

      

さてそんなわけで、金融危機の一報を聞いて、登場するなり黒い下着で若いお兄ちゃんに(ピー、自主規制)させてたPolly叔母さんも、一大事とパイロットらしい彼に送ってもらうよう言ってます。前も息子くらい若い子とイチャイチャしてたけども、なんでモテるのかほんとに分かりません。金で買ってるんじゃと思うけど。

その頃Finnは、最初の電話で指示されてたAberama Goldたちとチャイナタウンへ向かってる。お前は関わるなって言われてたの無視した結果いきなり撃たれてるし、トドメは壁から出てきたAberamaが刺してるし、ネタキャラぶり健在…。

その後にAdaの家へ来て弾を抜いてもらうんだけど、置物落としたから彼女に怒られるとか言ってて、ケガよりAdaのが怖いのかとかちょっと笑えたり。カミソリで弾えぐってるのは痛そうでひー。そしてお説教してる長女はやっぱり怖かった…。

 
Thomasたちはお馬さんの安楽死させてて、息子Charlieにどうして殺したのか責められてる。パパの悪い噂もどこからか聞いてるみたいで拗ねてる。Thomasはこのお馬さんにお別れする時『Dangerous』って名前呼んでたから、この馬は前SeriesでMayが強い馬の名前をもらったって言ってたお馬さんらしい。すっかり嫁ポジションのLizzieと大きくなった娘Rubyもいるよ。

新聞持ってやってきたArthurは金融クラッシュでMichaelが会社のお金溶かした報告してる。Thomasが金曜のうちに手仕舞いするよう忠告したのに従わず、値が戻るってブローカーの言葉を信じて売りそびれたらしい。それでどうして損したかは上に書いた通り。

Arthurに拗ねた息子の説得お願いしつつ妻子は街へ帰らせて、人里離れたとこで考えると言いつつラリッてるThomasの元へ現れるGrace。死んだのにまさかの再登場です。ちなみに幻覚か亡霊かっていうと、Thomasに都合のいいことしか言わないので幻覚ですね。

 
会社へ戻ったArthurは嫁Lindaに突っかかられてる。会社の取締役会が行われようとしてるところでは、Thomasを待つべきだって言ってるPollyに「夫が議長」だって押し切ってたりするかと思えば、Thomasがクリーンな仕事して、夫は汚れ仕事ばかり押し付けられてるのが気に入らないみたいなことも言ってるし。機嫌損ねて出てってるし。

前Series最初エピソードでのJohnの嫁Esmeも、Thomasの使者できたAdaにケンカ腰だったけど、嫁たちはThomasに自分の夫が利用されて汚れ仕事押し付けられてるの自覚してるってことね。というかこの脚本家も、カッコいいThomasを追求するあまり周りを巻き込みまくって自分だけ要領よく出世してる男になってしまってる――わけじゃなくて自覚して、こういうキャラにしてるってことかー。

 
さて会議が終わってパブへ。Series1の頃はPeaky Blindersは畏れられてたけど、真っ当なビジネスで成り上がってSeries3の辺りでは寄付金集めたりもしてたし、議員にもなったしで街のために尽くす名士になったらしくて、みんなに歓迎されてます。気前よくおごってるし。

そこでFinnの事件のことをThomasはAdaに聞かれて、裏家業からは手を引いたんじゃなかったのかってLizzieにも問い詰められてたり。Pollyは知ってたのか問い詰められて、相手は児童買春手引きしてる悪いやつだって答えてたり。そいつに貴族院の偉いおっさんが脅されたから始末する依頼を受けたらしい。そこでThomasに息子を慰めるため教えられた台詞を「殺しは優しさだ」って少し変えて言ってるArthur。それ聞きながら「ん?教えたのとニュアンス違うぞ」って感じで固まってるThomasも笑えます。

けどThomasに説得されても気に入らず出て行ってるLizzieとAda。それを見送ってPolly叔母さんが何か言いかけたとこで、すかさずThomasが「Adaは妊娠してる」って返してる。その横でArthurだけ驚いててウイスキー吹いててかわいい。←一番好きなキャラ。

 
議員としてスピーチしてるThomasを見てるハンサムがOswald Mosleyって名乗ってたり。最初にも書いたけど、実在の有名なファシストの人。その後Thomasはチャイナタウンの殺人の件でお偉いさんに報酬寄こせって言ってたり。けどこのおっさんも株で損してお金がないから払えないとか誤魔化そうとして、キレたThomasは払わないなら写真とか証拠公表するぞって脅してる。

そんなThomasのオフィスに今度は記者がやってくる。Series1で国王の写真燃やしてた時に記事にした人らしい。彼が何を嗅ぎまわってるかというと、おっさんことCampbellの死のこととか。Thomasは逆に彼を調べた内容を口にして脅してる。独身だけどたまに男と公園散歩してるって含みある言い方で、要するに同性愛らしい。1970年代くらいまでは犯罪だったそうな。その後にこの記者は、何者かにエレベーターで惨殺されてしまってる…。

Adaは妊娠のこと父親に言いたかったけど言えなかったってPollyに相談してる。相手はBen Younger。その前のシーンで仕事の話した後に何か言いかけて止めてたりしてました。S04E05で彼に捕まってたはずがいつの間にかそんな関係になってたらしい。叔母さんここでまた性別当てしてて、オスカー取るハリウッドスターになるって言ってます。前SeriesでLizzieにも同じこと言ってた。

BBC『Peaky Blinders S05E01』Cyril!Cyril!Cyril!
Cyrilはブルマスティフって犬種らしい。
cute Cyril

Thomasが自宅へ帰ると、わんこがしっぽ振って出迎えてくれる。Cyrilって呼んでるよ。これは前Series最後に「Cyrilを頼む」ってAlfie Solomonsが言ってた犬!無視して立ち去ったと思いきや、ちゃんと引き取って世話してあげてたのね。Thomasのこと初めて見直したよ!←Series5まで来て初めてって…。


E02
家の前の畑でお手紙付きのかかしを発見してるThomas。そこまで行って畑に地雷仕掛けられてたことに気付いてる。踏んだらアウトです。更には息子Charlieが電話だよって呼びに来て、慌てるThomas。自暴自棄になってる場合じゃないと息子を抱えて畑を抜けてます。息子はバイオリンを習ってるそうで、死んだ前嫁Graceの意向なのかオハイソな子に育ててますな。練習させてるとこで散弾銃で地雷爆発させてます。

そして折り返し電話するThomas。ベルファストからの電話だって。Michaelを人質にした、Captain Swingを名乗る女性。Michaelがあんたを殺そうとするやつと組んでるけど始末する?って。ちょっと悩んでThomasは送り返してよって答えてます。

My name is Captain Swing calling from the occupied
Six Counties

最初に名乗った時にこの女性は「the occupied Six Counties(占領された6つの郡)」からかけてるって北アイルランド/アルスター6州を呼んでて(北アイルランドのことをイギリスに奪われたと主張するナショナリストの呼び方)、なおかつCaptainなので、要するにIRAってわかるんだけど。←そんなのフツーはわからないよって?後にちゃんと台詞で出てきますから安心して。

彼女は「Michaelは北アイルランドやグラスゴーのUVFと、あんたを殺した後の競馬場の取り分の話してた」って言って、後ろで縛られてるMichaelは「嘘だ」って叫んでる。なんで教えてくれるのかっていうと、とある筋から情報が入ったとか天使の加護があるみたいな曖昧な話で切ってます。またUVFかよって深刻な顔してるThomas。

UVFと言ったらUlster Volunteer Force(アルスター義勇兵)の略で、最初のドラマの背景の下の方でも書いたけど、北アイルランドアルスター地域のプロテスタント兵。IRAの対立組織です。Thomas自身も、Series2でCampbellがUVFの『Red Right Hand』ってやつらを雇って殺そうとしてきたり、何かと因縁ある。

BBC『Peaky Blinders S05E02』
IRA vs UVF

ということで久しぶりにIRAとUVFです。と言っても今回は大きなエピソードはないまま終わってるんですが、このCaptain Swing役の女優さん(Charlene McKenna)、そこそこ有名な方なので電話番だけで勿体つけて終わるはずがない!と。次Seriesでもっと込み入った話が出てきそうな予感がしつつ、最初に書いた通り、色々止まってんですけども。

なのでこの先どうなるかまだ謎ですが、実際の1930年頃のIRAは独立戦争・内戦が終わり、比較的おとなしい時期です。と以下また脱線。分かりやすいように囲んでみた。

1919年アイルランドがイギリスからの独立戦争を始めて共和国宣言をしたことで『Irish Republican Army=アイルランド共和(国)軍=IRA』と名乗り(Series1)、1921年休戦時にイギリスが提示した英愛条約の内容をめぐってIRAは条約賛成派と反対派に分裂して内戦をはじめ(Series2)、このドラマには出てこないけどその後、条約賛成派はイギリスがついてるんで当然勝ちます。

アイルランドはイギリス自治領の『自由国』になり、賛成派が自由国軍として正規軍になりますが、反条約派=IRAは、イギリスの圧力があった中で決まった自由国は非合法だと拒否して細々と活動してました――のがこの時代。まだ共和国化にこだわってた。敵の敵のソ連と仲良くしてたり。

その後のアイルランドは、武力よりも政治力で憲法を変えて自治領から共和国へと完全に独立する道へ進むんだけど、選挙での国民の支持を受けてそれを進めたのが反条約派側の政治家Éamon de Valera(エイモン・デ・ヴァレラ)だったりもしてます。みんな暴力は嫌だけど共和国化は願ってた。

そして1937年の実質独立化『エール』の憲法改正の際に、法の適用範囲がアイルランド島と規定されたことで、北アイルランドを取り戻そうという動きが再燃します。北アイルランドに対する上のドラマの台詞「the occupied Six Counties(占領された6つの郡)」とか言う呼び方も、イギリス側の占拠の理不尽さを訴えるために使われるフレーズです。

※1998年4月10日の『GFA(The Good Friday Agreement,ベルファスト合意)』でアイルランドはこの領有権を放棄します。ただし両者が平和的合意に至った場合は、アイルランド統一が可能になる選択肢は残ってます。

第二次大戦後1947年には正式な『アイルランド共和国』になり、de Valeraさんが生まれ故郷のアメリカや各国を回って「イギリス統治下に引き離された北アイルランドはアイルランドのものだ」って政治的にキャンペーンしたり、近代化と共に政治と武力の剥離ができて、反条約派をルーツとした政権もついにIRAと決別します。

その後のIRAは規模縮小して力を失って行きます。北アイルランド内のカトリック市民が弾圧されてたこともあったりで争いの場はそちらに移っていたけれど、人員と武器がなかった。1969年8月の『Northern Ireland riots(北アイルランド暴動)』という暴動が末期の象徴的な事件で、IRAは暴動からカトリック地域を守れなかったことを非難されています。そして結局IRAはその年末に役目を終えます。

内戦中に暗殺されたIRAリーダーであり条約賛成派だったMichael Collins(マイケル・コリンズ)が今もアイルランドの英雄だったりするように、この時代のIRAは(少なくとも内戦までのOld IRAは)アイルランドの独立のために戦った人たちです。『The Wind That Shakes The Barley(麦の穂をゆらす風)』も独立戦争と内戦の物語。

The Wind That Shakes The Barley 麦の穂をゆらす風 ネタバレ感想とアイルランドの歴史の話

さて1969年8月の暴動に対するIRAに不満を持って組織を離脱した人たちが、マルクス・レーニン主義思想の一派『OIRA(Official IRA, 公式IRA)』、武闘強硬派『PIRA(Provisional IRA, 暫定IRA)』を結成します。当初は少数派だった後者がイギリスや北アイルランドで民間人も巻き込んだ爆撃キャンペーンを始め、メンバーも増加し、北アイルランド紛争が激化します。ついでに銀行強盗とか密輸とか悪いこともしまくってた。

他にも『CIRA(Continuity IRA, 継続IRA)』とか『RIRA(Real IRA, 真のIRA)』とか、あんたらふざけてんのって名前の派生がいろいろいるけど、こちらはまとめて今のテロ団体の方のIRAで、みんなが知ってる方。とざっくり書くとそんな感じ。

暫定IRA以降の組織はイギリスは勿論、アイルランドでも違法組織とされてます。なので1969年までとは別物とされてます。けど人が被ってたり、1919年のIRA創設時組織から分裂した政党Sinn Féinが何かと関わってたりでいろいろと…。

 
しかし最大勢力になった暫定IRAは上にも書いたベルファスト合意を受け入れ、1998年に武器を捨てました。が、なんか分裂したりくっついたりで『NIRA(New IRA, 新IRA)』とかも出てきたり、派生も含めていまだにニュースになってます。

そして最初のドラマの背景の下の方でも書いたように、UVFの方もずっとIRAと対立してますが、1912年設立のこのドラマの時代のUVFとその後1966年にできた組織は別物で、後者はやっぱり非合法暴力活動していてテロ組織認定されています。

北アイルランド側も最初に書いた『RHC(Red Hand Commando)』『RHD(Red Hand Defenders, 赤い手の防衛者)』、UVFから分裂した『LVF(Loyalist Volunteer Force)』や、『OVF(Orange Volunteer Force)』、『UDA(Ulster Defence Association, アルスター防衛同盟)』などいろいろいます。

 
今年のニュースではイギリスEU離脱後の貿易交渉で、税関問題に伴ってイギリス側が提示した法案が北アイルランド議定書に違反していて、アイルランドと北アイルランドの国境問題が出てくると紛争が再び始まるのでは懸念されてました。

この北アイルランド議定書ってのもイギリスが離脱することで1998年のベルファスト合意に矛盾しないように国境をそのまま維持するようにEU側も配慮した取り決めで、それだけベルファスト合意が大事ってこと。なのに肝心のイギリスが破りかけてた(る)と。アイルランドルーツのアメリカの(多分)新大統領のバイデンさんも、ベルファスト合意を反故にするなって早速イギリスを牽制してました。

脱線おわり。

なんて、1エピソードでまた延々書いてますが、こんな風にいまだにややこしい地域だということで。

実際はもっと複雑ですが、とりあえず今回のドラマのポイントとしては、アイルランド・IRA・カトリックと、イギリス(北アイルランド&スコットランド)・UVF・プロテスタント。このざっくりした対立軸さえ分かってればOKです。

 
さてドラマに戻って。ThomasがArthurを呼んでパブへ行くと、女の子とFinnが泥酔してる。すっかり大人になっちゃった。彼女に毛布みたいなの渡してるArthurがかわいい。その後水ぶっかけて起こされたFinnは彼女と結婚したいっていきなり言い出してます。ピュアすぎる!どうも兄たちも彼には真っ当なビジネスやらせたいらしい。いいことだ。

その後に警察が前回、殺されてた記者の件で話を聞きに来るけど時間がないって追い返してる。この会話で記者はQueerだって言って同性愛を示してる。この単語は今と違って侮蔑語らしい。

そして解放されたMichaelは迎えに来た母Pollyに船の上で結婚したって嫁Gina Grayを紹介してる。けどPollyは、Thomasに一連のこと説明しろとかケンカ腰で嫁を無視。嫁姑対決の予感です。ただMichaelはGinaの味方なのが良かったね。説明するまで家には入れてもらえなくてホテルに泊まれって言われて裏切ってないってキレてる彼に、こいつら忘れて行きましょって引っ張ってる嫁も強い。

 
ThomasとAdaはOswald Mosleyに会ってて、馬の名前とか当てられてます。どうして知ってるのって共通の知り合いってMay Carletonの名前を出してるMosley。おえー、彼女と知り合いなのかいと。ここでウイスキーの話をしつつ、スコッチとアイリッシュのどっちがいいって言ってるのも、上で書いた対立軸を示してて、MosleyはThomasがアイルランドサイドに立ちそうなことを懸念してる。

Thomasの方は別れた後にAdaにMichaelのことを調べろって指示出してます。スコットランドとベルファーストのやつと接触してないかって。めちゃ疑ってる。

 
パブにArthurやThomas、Polly、そしてMichaelとGinaが揃ってる。Michaelが嫁のいいところを紹介しようとしてるとこで、Thomasに「座れ」って話遮られてる。このドラマ、Thomasたちの側に共感して見てると嫁たちがウザいけど、嫁側に共感するとほんとThomasはムカつく男だよ、と。こらこら。少なくとも初対面からみんなに拒絶されてるMichaelとGinaが意固地になるのもちょっと納得。

とりあえず何があったか説明しろって言われて、Michaelは、Ginaとアメリカから船できて、親切な船員とウイスキー密輸の話したけど、そいつらの目的はウイスキーじゃなかったとか言ってます。そいつらはThomasが失敗の落とし前にMichaelを殺そうとしてたとか言ってたと。それで何と答えたかって聞かれて答える前に警察に偽装してたIRAにさらわれたって。

IRAが言うには相手はグラスゴーの『Billy Boys』だったって。その名前を聞いてArthurは、彼らはプロテスタントギャングでベルファストのUVFとつながってるって言ってます。だんだん近づいてきた。

そしてMichaelは「彼女と結婚したのは妊娠してるから」ってデキ婚宣言しててPolly驚いてる。Thomasはおめでとう言いつつ、「お前の子はお前の証言の証人だから、なにかあったら相応の産まれ方をする」みたいなこと言ってる。嘘ついたら報いは子供に行くぞって呪ってんだね。信じるよって言ったのにまだ疑ってると。まあSeries3で地味にThomasが穴掘ってる時に、カッコいい活躍して主役の座を奪いかけてたもんね。

 
さて場面変わって、森の中でAberama Goldと息子Bonnie Goldがキャンプ生活中。そこへ十字架抱えて歌いながらやってくるヤバそうな人たち。『We are the Billy Boys~♪』って歌ってるので、そのまま答えになってます。Arthurが言ってたプロテスタントギャング。

この歌詞よく聞くと、俺はジャイアンガキ大将~♪を過激にしたようなレベルの内容だけど、ちゃんと実在する歌です。ただし歌詞の物騒さゆえに歌う場所を選びます。アイルランドの人の前では勿論歌っちゃいけません。

Aberamaは撃たれて、Bonnieは十字架に磔にされてそのまま殺されちゃう。ひどい!そしてThomasへの伝言にされてる。

ここでまた脱線しますがBilly BoysのリーダーJimmy McCavernを演じてるのはBrian Gleeson。父は有名俳優Brendan Gleesonで兄もDomhnall Gleesonというアイルランドの役者一家。お父さんの若い頃を見るとそっくりなんだよ。なので今のお父さんの画像を見るたび、彼も将来ああなるんだろうなとモヤモヤしちゃう。←失礼な。

主役だった『Resistance(Rebellion リベリオン: Series 2)』では、今回ぶっ潰せって言ってる側・IRAのリーダーやってたので、英語圏ではそれを突っ込まれてたりするレビューもありました。

彼はアイルランド人でおそらくカトリックでIRAドラマの主人公やってたくらいなのに(父ちゃんもやってた…)、そんな人になんで対立するプロテスタントのスコットランド人を演じさせるんだってよ。スコットランド人の俳優を使えって。

ポリコレって人種や性別とかだけでなく宗教なんかもあるのね、と。というかこの辺りの地域は、上で長々書いたように歴史的にいろいろデリケートなので、余計言われるのかもね。けどまあ、そういうこと言うのは一部の人だけで、ほとんどの人はそんなこと気にしてないんだけどね。このドラマの主役だってアイルランド俳優だし。

それより前回のLuca Changrettaのところでも英語圏の人はアクセントの話が大好きって書いたけど、彼のスコットランドアクセントがひどいってのの方が英語圏では必ず書かれてます。笑。『Resistance』ではフツーに喋ってるの延々と見たから、確かにわざとらしく見えるね。

それでもこのドラマ、BBCはアメリカ向けに作ってるから、アクセントはだいぶ軽めになってるらしい。本場のコテコテアクセントだとアメリカ人にも???になってしまうそう。私も分かりません。

スコットランド訛りだけでなく、メインキャラが喋ってるバーミンガム訛りもある程度はわかりやすくなってるそうなんだけど、知り合いのアイルランドの人に聞いたら、語尾がyaみたいになるのとか、usがウスっぽくなるのとか、Arthurや前回退場しちゃったJohnの鼻声みたいな話し方が典型的なバーミンガム訛りって言ってました。もっといろいろ聞いたけど日本語で説明できない…。

Resistance(Rebellion: Series 2 リベリオン: シーズン2) [2019 RTÉ]【前編】ネタバレなし・ドラマの概要と感想

――さて、E02は脱線ばかりなので、ここからはサクサク書かないと。

ArthurとFinnがパブに来て歌ってるおっさんを褒めてます。このおっさんもまたBillyって名前。前SeriesでBillyだらけって書いたけど、今回もBilly BoysとこのBillyって続きます。あまりに続くからなんか別の意味とかあるのかもアイルランドの人に聞いてみたけど、よくある名前で特に意味はないってよ…。

そしてArthurは昔サッカーやってたってBillyに何か仕事させようとして、Finnに説明させて先に席立ってる。サッカーチームのメンバーの名前とか記録したり、部外者や金渡せって八百長指示してる。BillyもPeaky Blindersに迎え入れられてますが、これカタギの仕事に見えないんだけど。

家に戻ったArthurはLindaに不満ぶつけられてる。けど彼女がLizzieと共闘して書いた提案書を燃やしちゃったり、お前はいい嫁だって脅してたり。その後にLizzieにお手紙読んだって聞かれてるThomasも燃やしたって言ってる。兄弟行動パターンは一緒と。そして何気に嫁たちの態度が変わったのは、金の切れ目が縁の切れ目なのでは…。

 
Thomasが娘の誕生日祝ってたら、車の音が。武器持って見に行くと、ボコられてるPeaky Blindersおっさんズメンバーの一人Johnny Dogs。そして出てきたのは怪我してるAberama Gold。泣きながら自分たち親子の居場所を知ってたのはJohnny Dogsだけだから、こいつが裏切ってBilly Boysに漏らしたんだろうって。

Johnny Dogsは違うって言ってるけど、将来期待してた息子が殺されたって泣いてるAberamaが可哀想。けど前Seriesによると娘も3人いたそうで、1人きりの子供じゃなかっただけちょっと救いかも。まあ娘は嫁に行っちゃうとか今以上に息子が大事だった時代っぽいが。

取り乱してる彼に復讐するなら怪我した腕を先に治さなきゃって言ってるThomas。そんな外のやり取りは屋敷にも聞こえてて、ついにはLizzieが銃持ってキレて乱入してきて、ここは私の家だからあんたら全員出てけって。戻ってくんなってThomasも追い出されそうになってるけど、銃奪い返して救急車呼べって指示してる。


E03
孤児院に来てるThomasとPollyの二人。シスターたちが黒人の子を虐待して首吊っちゃったとかディープな話してる。援助打ち切って全員自分のとこの施設で引き取るって。差別反対と慈善活動もしてますってエピソードだと思うけど、めちゃ脅してるし。

誕生日祝われてるPolly叔母さん。Thomasに一緒に来るよう言われたMichaelはGinaを病院へ連れてくからとか断るけど、仕事優先で嫁はAdaに付き添いさせるって言われて不満そう。PollyはAberama Goldの病室行けって言われてて、なんでって聞き返したら、Thomasは「AberamaはPollyに惚れてるから」って。髪の毛切ったのも(前Seriesは暑苦しい長髪)Pollyの好みに合わせたんだとよ。またモテ設定来てます。

そこで叔母さん私は45歳になったって答えてるけど、そんな若かったの?!!!と衝撃のシーンです。Thomasたちの父の妹らしくて母が死んで父が消えた後に、ThomasとArthurとJohnたちが戦争行ってる間、Finnたち世話してたとか初期に言ってたけど、Arthurと数歳しか違わないので、兄とすごい年が離れてる?そして何よりSeries1は35歳だった!???と。いろいろ突っ込みどころが…。

ThomasとArthurとMichaelはOswald Mosleyと会う。彼にBilly Boysを知ってるか聞くとはぐらかす。Mosleyは逆にMichaelがアメリカで飲み歩いてて嫁見つけたこととか調べてる。Arthurには嫁Lindaは2度と戻ってこないだろうって。他の男とデキてるとか言って煽りまくってる。Arthurは殴りたいのをThomasに止められてめちゃ耐えてます。かわいい。更にはMosleyはThomasみたいな男が必要だって言ったり。記者の死を知ってたり。

Mosleyの言葉通りArthurと別居中らしいLindaはLizzieのとこで、クエーカー教徒の友達に離婚相談したって、スペインかぜで嫁亡くした男の話してる。弁護士にも相談したけど苗字聞いて避けられるって言う彼女にLizzieはロンドン行けって言ってる。

 
AdaがGinaを病院へ連れて行ってるので、Adaの息子KarlはBen Youngerとチェスしてる。けど学校でユダヤと人種差別を覚えてきちゃったらしい。Benには父親になってほしくないって。自分の父は白人で(Series2で病死退場してたFreddie Thorne)天国にいるとかって言ってます。

Aberama Goldを退院させて彼の妹たちの元へ連れてったPollyは、Thomasの戦略告げて復讐は待てって言うけれど、彼はPollyと別れた後に妹に仲間と武器用意しろって言って復讐する気満々。スコットランド行くって。

Johnny Dogsはメイドとできてたり。Aberamaを探しに行けって言われてたり。GinaはPollyに自由の女神像を贈って、あなたの息子と子供はニューヨークへ連れてくって。嫁姑対決か――と思いきや、一応Michaelの希望だって義母さんのことも誘ってたり。けどアメリカ人だから回りくどいの嫌いとか宣言してたりいろいろ気が強い。しかし妊娠してると言いながら飲んでタバコ吸ってんのが今の常識じゃないよね。

 
そして一人飲んでるThomasのとこにJessie Edenがやってくる。前Seriesは後味悪かったけど、普通で良かった。でもまた利用されるために呼び出されてる。Thomasは酔っ払って絡んで彼女に逃げられてますが、そこでまた死んだGraceの幻覚が警告して来たり。Lizzieには家でヤるなとか言われてたり。前回銃ぶっ放してた時もだけど、彼女の台詞が単数形なのがちょっと気になったり。

my child

Thomasはメイドが盗み聞きしてたLizzieとLindaの情報をArthurへ伝えてて、それ元にArthurは嫁の話し相手を探し出してボコボコにしてます。ぐろいです。

工事装って待ち伏せてるAberama GoldはBilly Boysの部下たちボコボコにしてアツアツのタールぶっかけて、弾丸に名前彫ったってJimmy McCavernへの復讐宣言してる。かけられてたやつ絶対重症のはずなんだけど、その後のシーンでJimmyが乗せてる彼は包帯巻いてるけど火傷してないぞ。つっこむな。

報復のためAberama Goldたちのキャンプ地にやってきた彼ら。倒そうとするけどその前にArthurの指示で逃げてるから、誰もいない。仕掛けられてた手榴弾爆発してて戦争だってニヤニヤしてるJimmy。『Billy Boys』のたすきかけた音楽隊連れてテーマ曲演奏させてるのが漫画みたいで斬新です。

Mosleyは労働党辞めてうちに来いってThomas勧誘してる。ファシスト党作るってよ。Thomasはその情報、即Benに漏らしてたり。


E04
前回「戦争か」ってニヤニヤしてたはずが、Billy BoysとThomasたちは互いに白い旗掲げて停戦してる。互いに銃で狙い合ってトゲトゲしてるけど営利優先てことらしい。

歌手のBillyがArthurとFinnに買収話の進捗語ってる。めちゃ嫌々ながら従ってるみたいで家族に手を出さないでとか言ってる。Arthurが去ったところで「上海なんとか」って書いてある新聞読んだふりしてる謎の中国人が監視してたり。

さてこの中国人役は日系イギリス俳優のAndrew Kojiさん。武闘も達者でスタントとしても活躍してる人です。日本にも住んでたことあるらしいよ。日本で見られる出演作はブルース・リー原案とかいう『Warrior(ウォリアー)』ってドラマの主演作かな?

BBC『Peaky Blinders S05E04』
今回の日本ネタは日系俳優。
Peaky Blinders 0504

その謎の中国人はThomasとArthurが議員として市民のための仕事してるところへやってくる。彼が名乗ったBrilliant Changって名前はチャイナタウンで始末したやつと同じ名前だったらしく、二人が驚いてたら電話が鳴って、Arthurが出ると受話器の向こうでは、チャイナドレスの美女にデレデレしてたら銃向けられて人質にされてるFinnが。その後に事務所に走ってきて兄二人に漏らしてなかった成長したなって褒められて退場させられてるし。やっぱりネタキャラ…。

ちなみにBrilliant Changも実在した中華マフィアで、バーミンガムでレストラン経営しつつ麻薬売買してた人らしい。ファー付きコート着てたのもドラマとほぼ同じだけど時代がちょっと違って活動期は1920年代。そしてお客は女性ばかり…。このドラマの時代にはとっくに国外追放されててその後の行方は謎のままだって。

実際のBrilliantの略称もまたまたBillyだったらしいけど、このドラマではBrilliantの方がそれらしいからか、このキャラはBillyと呼ばれてない。実在人物でもBilly何人もいるから、よくある名前だったのは確かなんでしょうね。

ドラマに戻ると彼はアヘンの取引を持ち掛けててお土産に渡してる。お金が欲しいThomasはその依頼を受けて、運河で密輸を手伝うけどもArthurとPollyに反対されてる。けどこれは息子のやらかしの半分ってなだめたらPollyは折れてるし。反対してたArthurは2対1の多数決で負けてて物に当たってる。かわいい。Pollyに嫁のこと相談してあきらめろとか言われてたり。

 
今度はAberama Goldを呼んでるThomas。ビジネスが終わるまでBilly Boysとは停戦するから、その間は復讐するなって。代わりにPollyと結婚していいよって。なんだそれ。パーティに招待するからムードよくプロポーズしなって。叔母さんが招待したって言ってるから当人も結婚了承してるっぽい。

Oswald Mosleyも招待してて彼は奥さんの誕生日って言ってるからLizzieの誕生パーティらしい。Mosleyは若い頃の彼女を知ってるとか言って暗に売春の客だったのを告げてる。ThomasもMosleyが妻の妹や義母とヤってたのとか調べたって言い返してるが。それで家族もどうぞって言ったら一人で行くってよ。ここで血まみれで責めてるGraceの幻覚来てたり、Thomasの精神壊れまくってる。

そしてAdaの家へ行くと一緒にいるのは恋人Ben Younger。Mosleyとのことを報告しろって押しかけてるけど夜中の2時とか迷惑すぎます。その後に飛び降りようとしたらGraceがいたとか、彼女は生きてたとかAdaにも言ってて、アヘン止めるか医者行けって言われてるし。

Pollyは息子たちもパーティーに招待しつつ密輸の協力させてThomasの信頼を回復させようとしてる。けどMichaelが嫁に相談するって言ったら叔母さん怒ってる。笑。二人のリアクションだとコカインよりアヘンのがヤバ度が上っぽいんですが、そうなんでしょうか?コカインもやばいって聞いたんだけど。後のMichaelとGinaとのシーンでも「ヘロインてこと?」ってGinaが驚いてるからそうなのかな。お薬はよくわかりません。

そしてJimmy McCavernとも密輸の契約してて、ThomasはMosleyが保証人になるからいいって。後にMosleyには「Jimmyのことは信用してないからあんたのサインよこせ」って言って保証人のサインざせてた。

 
パーティ会場のMichaelとGinaはアメリカ帰ってからの将来の夢を語ってるけど、会社乗っ取る気でいるし。Thomasの黒猫の夢は外れてなかった…。

PollyはMosleyにアヘン・コカイン・酒を進めてるけどどれもやらんて。じゃあ名札ついてるメイドとならヤっていいって別の案を持ちかけてる。ひ―。Mosleyは「あなたは?」ってPolly叔母さん誘ってて、「私は空いてない」って自信満々に拒否してたけど、これまたモテ設定なのか、社交辞令?

MosleyがLizzieを覚えてるって言ってるけど、すっとぼけてる彼女とか。バレエ観覧の場で堂々とイビキかいて寝てるArthurかわいい。AberamaはPolly呼び出して跪いてプロポーズしてるし木陰でヤってるし。離れた席同士のGinaとMosleyが意味深に見つめ合ってるし。Ginaはその前のシーンでMosleyの称号について夫に説明されてたりしてた。

そこへやってくる車。ThomasがArthurを起こして行かせると、降りてきたのは出てった嫁Lindaで、喜んだところで銃向けられてる。Arthurに半殺しにされてたクエーカー教徒の彼は話聞いてくれてただけで不倫じゃなかったらしい。顔なくなったって、どんな状態か想像したくないね。けどArthurが撃たれる覚悟したとこで倒れたのはLindaの方。Pollyが彼女を撃ってる。


E05
前回撃ったのはLindaの腕だったらしく、屋敷に運び込んで抉って弾を取り出してます。痛そうでひー。酒にお薬入れて飲ませてたけどこんなん下手すると死にますって。加害者なのにPolly叔母さんプロポーズされたって嬉しそう。Arthurは泣きながらLindaに世話するって言ってて健気でかわいい。やりすぎなければいいのにね。

ステージで演説始めるMosley。イギリス人のための政党作るとか。ユダヤ人とかのせいでアメリカの暴落が起きて、みんなの金が奪われたとか。アジアに工場や産業が移ってイギリスの金が流れてるとか。ヘイト煽ってて雲行きが変わってきたけど、みんな鬱憤溜まってたのか盛り上がってる。そしてMosleyは彼に共感した(と思われる)バレリーナとヤってる。PollyもAberamaとヤってるし。

LizzieにMosleyは悪魔だって忠告されてるThomasは、政府にMosleyの動向を報告してたり。LindaにArthurは「ファミリー捨ててBilly連れて遠くへ行こう」って言ってたり。このBillyは二人の息子のことで紛らわしいっての。Lindaはあなたを撃たなくてよかったと言いつつ、やっぱり拒絶して一人車で去ってく。

 
ThomasはBen Youngerに、MosleyとBilly BoysのJimmyとの関係を示す小切手(保証人のサインさせたやつ)を渡してる。犯罪組織とつながってる証拠だって。そして彼がファシスト政党立ち上げることとか報告するよう伝えてる。でも書類受け取ったBenが車に乗った時に爆発炎上。証拠というかお金も消えちゃった。

AdaにBenの死告げてるThomas。彼女は彼に妊娠のことまだ伝えてなかったと。愛してないけど好きだったって、何気に死人に追い打ちかけてます。Thomasも10歳の子が巻き込まれた方がショックだったらしくて、またGraceの幻覚見てるし。彼が壊れてきてるからか罪悪感が溜まってるのか、幻覚もだんだん悪化していってる。悪霊と化してるGrace…。

 
そして中国人とのアヘン取引に行ったら何者かに襲われて、Brilliant Changも先にやられて倒れてた。誰がやったって尋ねると、Titanic boysのアイリッシュってよ。そこで音楽変わって、ハイになってるArthurがノリノリでキレてマシンガン乱射してるけど、敵はもういないってAberamaに止められてるし。Arthurもネタキャラ化してきてる。Aberamaは彼のハイテンションに引いてるし。

Billy Boysとの密輸取引でJimmyと向き合ったThomasは、Billy Boysが北部を管理して、中部はPeaky Blindersで、南部は――って会話で、Alfie Solomonsの名前出して、Jimmyに「やつは死んだ」って言われてる。これはアレだよね、な予感。復讐したいけど堪えてるArthurと、カトリックやジプシーが嫌いとか言っているJimmyがガンつけ合ってるシーンが挙動不審でかわいい。

Thomasはすごい厳重な警護をくぐって檻の中の病人Barneyに会いに行く。戦争のPTSDで病んでるらしいけど銃の名手らしい。政党立ち上げの日のステージ上で、Thomasの隣で演説してるMosleyを撃たせるんだと。そしたらArthurとAberamaはJimmyへ仇討ちしていいってよ。


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Winston Churchillと話してるThomas。Churchillは議会のシーンとかでも映ってた。彼はThomasがスパイするためMosleyに近づいてること確認してる。そして「アルスターの諜報員殺したのお前だっけ?名前忘れた」「Major Campbell。殺したのは叔母さん」とかいうやり取りしてたり。おっさんいろいろ報告したり動いてたのに、Churchillに名前忘れられてて可哀想。

FinnとBillyは一緒にコカインやって酒飲んでるし、歌手だから喉は大事とか言ってた頃と比較するとすっかり染まってる。FinnはArthurに「彼はいいやつ」って言ってて、ArthurもBillyに絡みながら「お前はいいやつだ」って言ってるけど、ニュアンスが全然違ってるし。コカインの瓶ボロボロ撒いてスノーフレークとか言ってたりArthurも壊れてきてる。それ見たFinnも引いてるし。でも彼らが去る時のBillyは何かありそうな顔してた。

 
家族会議の場にはPollyと婚約したAberama Goldも呼ばれてる。そこでMichaelとGinaが会社の改革を提案してて、アメリカでアヘン売る話とかしてる。おっさん世代は金ゲットして優雅に暮らし、若手が稼ぐんだと。Finnには一緒にアメリカ来いとか言ってるし。

呆気に取られてるThomasに夫婦の提案書出したMichaelは、自分はマネージングして(=社長になって)、Thomasは社外取締役になれとか計画語ってる。果ては名声守るためって偽名まで決めてるし(タイトルのMr Jonesがこれ)、Thomas勝手に引退させてるし。周りも凍り付いてるし。

「全部こっちでやるから」って自信満々なMichaelの提案書を受け取って即暖炉へ放ってるThomas。世代交代はショックだったらしく、次の議題へ行こうとしてる。笑。けどMichaelはGinaに促されて「アメリカはもう時代遅れのギャングなんては求めてない」とか追い打ちかけてます。時代は変わったんだってよ。提案はあんたのためだって。

煽りにキレたThomasに「やってみろ」ってMichaelは刃物差し出してるし。立派に育ったね。これはいよいよ主役奪いに来たぞ。Ginaも「Peaky Blindersなんて怖くないしー」って捨て台詞吐くし。二人とも強い。それで出てったのはThomasとPollyの方。(提案が却下されたので)夫婦はここでセカンドオプションだって思わせぶりに言ってます。

その後のシーンでもThomasは「古臭いギャングが気に入らないなら去っていい」って言ってて、根に持ちまくってて笑えます。意外と引きずるタイプだよね。

 
パブでArthurとThomasがバーテンダーを尋問してる。前回のBen Youngerの車の爆破の件。彼は新聞ではIRAの仕業って書かれてたって言うけど、違うって二人は否定してる。IRAのせいにするよう報告してたのThomasだし。そして爆破の30分前に彼がUVFと関係のあるやつに電話してたの調べたと。ArthurとThomasはそいつに会って殺したってよ。裏切り者のこの男もThomasが頭撃って仕留めてる。Brilliant Changを襲撃したアイルランド人てのもおそらくUVFだって。

それからThomasがどこかのマンションを尋ねてる。出てきたのは顔を怪我してるAlfie Solomons。やっぱ生きてたね。名前出してた時からそんな気はしてたよね。なんで生きてたの知ってたか聞かれて、わんこを頼むって手紙出したからって。ウザキャラだけど犬は大事にしてるから憎めない。

SolomonsはThomasがファシズムに走ったと牽制してたけど、ThomasはMosleyを撃ちたいって言ってます。彼がここに来たのは、スピーチにユダヤ人を乱入させて暴動を起こすため。金の交渉した後もSolomonsは「犬はどうだ」ってCyrilの様子まだ気にかけてる。でも「連れて帰れ」って言われたら自分は死んだことにしてた方がいいからって断ってる。Cyrilもご主人様が生きてるの知ったら喜ぶと思うんだけどなー。

そしてThomasはPollyに冷たくされて、Uncle Charlieに自分のは母親のこと尋ねてる。おじさん苗字違うけどおじさんだから母の兄だと思ってたけど、見返したら「彼女を愛してた」って言ってたから、血のつながりないかもしれない。とりあえず母と祖父は自殺してるらしくて自殺家系と。だからThomasも何かと死にたくなってるらしい。

 
「Perish Judah」連呼する群衆の中をナチス式のやばい敬礼してるMosleyとBilly BoysのJimmyが会場へ向かってる頃、Arthurは乱入させるユダヤ人たちに挨拶してる。その後のシーンでMosleyは楽屋で金髪のお姉ちゃんとヤってんだけど、これMichaelの嫁Gina説出てたりする。髪型とか一緒だからだって。

その頃パブでFinnは歌手のBillyに「今夜はファシストを撃つから出かける」って言って去ってて、その後にBillyは思わせぶりにどこかへ電話かけようとしてたり。

会場には活動家のJessie Edenも来ててファシズムに反対演説してたり、警察が群衆を捕まえに来てたり、見回りしながらJimmyが歌ってたり、笑、大騒ぎになってる。

警察に捕まってるJessieをThomasは助けてるけど、ファシストになったと思ってキレられてる。それをなだめつつ、演説始まったら逃げろとか、正しいことをするとか曖昧に言ってる。そういえば彼女の情報をBenに流してたのも途中で止まったらしいし、一応は情とかあるんでしょうか。Lizzieが冷たくなってきたから乗り換える気だったりして…。

ArthurはBarneyに狙撃の準備させてて、家にいるAlfie Solomonsはラジオで演説と暗殺の様子を聞こうとしてる。警備してるJimmyの背後にはAberamaが。そんな中Mosleyは黒服着て敬礼して壇上へ。そしてスピーチが盛り上がり出したところで、雇われてたユダヤ人たちが会場へ乱入してくる。

Thomasが合図してBarneyが銃を構えたところで、何者かが背後から彼を襲って殺してる。謎の覆面男がAberamaのこともぐさぐさして物陰に引きずり込んでる。彼は初登場時にこうやってイタリア人を片付けてたけど、覆面男に同じことされてます。Aberamaが復讐する気で狙ってたJimmyは異変に気づいてない。

ステージの反対にいるThomasは、Arthurも同じように謎の男に襲われかかって反撃してるのを見る。彼は異変に気付いてる。Barneyも狙撃しないし。そうこうするうち暴動がひどくなってMosleyは普通に退場してるし。というわけで暗殺失敗。

ArthurはAberama Goldが死んだとか伝えてる。誰がやったのか自問しまくってるThomas。敵多すぎてわからない。笑。

家に帰っても誰がやったか考えて頭おかしくなってるところでまたGraceの幻覚が。悪化し続けて、とうとう彼女はお迎えに来てますよ。そしてThomasが頭に銃当てて発狂してるとこで終わり。なんだこれは。罰が当たりますようにって前Seriesで私が言った呪いが通じたか。こらこら。
 

BBC『Peaky Blinders』IRA vs UVF
IRA vs UVF

 
というわけで今回もクリフハンガーエンディングなんだけど、更にこれまでのSeriesと違って最終話で完結してないせいで、いつも以上に謎だらけ。

  • 残った謎で一番大きいのは、最後にThomasたちが「誰?誰?」って連呼してたように、暗殺計画を漏らしたやつと暗殺阻止したやつは誰か?誰がBarneyとAberama殺したのか。漏らしたヤツは電話しかけてたBillyが一番怪しいけど、そんな単純かなーとか。でも漏らしたのが彼じゃないなら誰にかけてたのかなとか。

    暗殺阻止したやつが、MosleyたちにThomasの計画告げちゃったら、協力するふりで裏切ってたのがバレてピンチです。

  • 次がMichaelとGinaのセカンドオプションは何か?Mosleyが金髪のお姉ちゃんとヤってたシーン、その前にGinaと目が合ってるシーンがあったりしたので、上に書いたように英語圏では彼女が相手だって説が大きくなってますが、それだと妊娠は?とか。

    いつも妊娠当ててるPollyが気付かず驚いてたとか、Ginaのお腹触った時に「I wish I felt that heartbeat today.」って言ってたのが伏線かも?けど夫婦はMosleyと組んでもアメリカのビジネスは関係なさそうだしさとか。

  • そしてIRAとUVF。今回はベルファストでMichaelをさらったやつら、中国人のアヘンの取引現場襲撃、爆破事件の犯人と、UVF側の動きが活発でしたが、誰の指示だったんでしょうか。

    更に死んだ記者や最終話のChurchillがCampbellの名前を訊ねてましたが、彼も北アイルランド出身でUVFとつながりあった。なので今になってその死の話がたびたび出て来るのも何かの伏線かなとか。

    対立するIRA側も、最初は(おそらく共闘するために)Thomasを助けてたけど、彼がBilly Boysとのビジネスを通じてUVF側とつながってる現状を見たら、寝返ったとして敵認定してもおかしくない。もしくは電話で言ってたように上の方の人とつながってて、Mosleyを倒す計画で近寄ってるのとか全部知ってるかもしれないけど、彼らの情報源とか目的とかも謎のまま。

  • そもそもAberama Goldたちが山の中でキャンプしてた場所を誰が漏らしたのかも分かってないよね。記者を殺したのもThomasたち…は、やってないって言ってたし。

……と、いろいろ謎が未解決。なので早く続き見たいです。Cyrilと一緒に待てのポーズして待ってます。

今度はヘレン・マックロリーもお亡くなりに。