ジオシティーズ(geocities.co.jp)終了

2019年3月末で『Yahoo!ジオシティーズ』が終わるらしい。私もアカウントは持っているので登録してあるメアドに案内が来てます。って言っても知らない人はナニソレ?だと思うので簡単に説明すると、IDとパスワードを登録するだけで無料でホームページが作れるサービスです。

なんといっても天下のYahooのサービスで知名度も高く、基本無料な上に、htmlの知識があまりなくてもテンプレートがあって(確か)簡単にホームページが作れたとか、FTPソフトがなくてもブラウザからファイルのアップロードができたとか、当時は画期的だったこともあり一番人気のレンタルサーバでした。大体この手のサービスは、無料な代わりに広告が入り、有料登録すると広告が消える仕組みが多かった。ジオシティーズも同様です。

私自身のサイト遍歴は、『サイトとCMS遍歴』でCMSの方を書きましたが、ホスティングサービスは、やっぱり既にサービス終了の『COOL ONLINE』が最初でした。その後にジオシティーズでもサイト作成したけれど、cgiとか使えないし容量少ないってことで、xreaへ行ってしまったので、そこからドメイン取ってCMS構築したりで遊ぶとか、そっちのがメインになってました。

むしろジオシティーズは、見る側としての思い出の方が多い。

既にサービス終了している本国アメリカジオシティーズは1994年開始、日本ジオシティーズは1997年から開始されたそうですが、この頃は『The Equalizer(ザ・シークレット・ハンター)』とか『The Pretender(ザ・プリテンダー 仮面の逃亡者)』とかまあ私が一番アメドラを見ていた時期で、時代的にも日本の地上波でアメドラが放映されていてそこそこ人気だった頃なので、当時たくさんあった日本のファンサイトさんにもお世話になりました。

特に『The Pretender』は続編が地上波では放映されないままお預け食らってたので、ケーブルテレビやアメリカで見たって人や、アメリカの公式やファンサイトを巡回してストーリーを想像してたりしたもんね。さっぱり分からなかったけど。笑。

ドラマ以外の分野でも、昔はSNSみたいなのはなかったし、個人で何か発信しようとしたら個人サイトしかなかった時代でした。見る側もそういうところを回って情報を得るしかなかった時代なため、日本語環境では何かとジオシティーズで作られたサイトさんにお世話になる機会は多かった。

先に閉鎖された『Infoseek』とか『tripod』『LYCOS』とか『ニフティ@homepage』などで作ってたサイトも多かったけど、先行者だったこともあってかやっぱりジオシティーズが一番多かったと思います。裏を返すとジオシティーズの終了は確実に日本の個人サイトの終焉と言える気がします。

インターネットの歴史としては、その後にWeblog(ブログ)時代が来て、日本では『mixi』欧米では『Myspace』『Tumblr』なんかのSNSが来て、今は欧米だと『Facebook』メインで、日本は『Twitter』なのかな。『Instagram』も人気です。でもいずれも文字数はそれほど多くなくて、画像と短文がメイン。今はそういうライトな使い方が流行りです。

スマホとSNS時代になって、誰かのポストのリンクをクリックする移動が主流になって、URLの概念もなくなってきたとか聞きました。今時はYouTubeで動画見てSNSで友達と喋ってゲームするくらいで、Google検索すら使わないらしいよ。SEO自体ももう概念が変わってる。スマホだとそもそも、1ページに原稿用紙20~30枚分もあるようなサイトなんか見たくないだろうし(といいつつ私は、→この辺『The Pretender』『Crossing Jordan』『Dark Shadows』で、それくらいだらだら書いてる…。私の愛は文字数に比例してるから…。)、今話題の情報を友達とシェアするとかライトなユーザーがメインなので、常に新しい情報だけがあればよくて、個人サイトなんてものも化石なのかもしれません。


 
日本に限らずアメリカでも、昔からのファンサイトなど古いところは大体、ホスティングサービスやツールの終了を経験してるせいか、自ドメインでサイトを持ちつつ、FBとかTwitterとかインスタとかで日々の発信しているところが多いです。何かあったら自サイトで情報出しつつ引っ越しできる。

一方でサービス終了の経験のない最近の人などは、近い将来いずれ来るであろうtwitterなりFBなりインスタの終了と共に、初めてWEBツールは永遠じゃないって経験をすることになるのかもしれません。

過去にツールの終了と共に消えていった多くのサイトと同じように、そこで辞める人もいれば、やっぱり自ドメインで情報を蓄積しつつ、新しいツールに乗り換えて発信していくスタイルを覚える人も出てくるのかもしれないね。

『サイトとCMS遍歴』のところでWordPressがCMSでほぼ一強になってしまったって書いたけど、強いといろんな人がそこで発信するようになってますます人が集まってくるってプラスの循環になりますが、一方でそのサービスが終わってしまうとたくさんの情報が一気に消えてしまうという、デメリットも大きい。今回のジオシティーズ終了でも、たくさんの有意なサイトがこの機会に消えてしまうのでしょう。残念な気もするけどWEBってそういうものなのかもとも思ったりします。

古いアメドラに関しては、既にアメリカのいくつかのホスティングサービスの終了と共に個人サイトはごっそり消えて一部が既存のSNSとかに移行したくらいで、今はIMDb.comtv.comwikia.com辺りに情報が集まってます。ほぼ企業サイトだけが残ってる。これらが消えたら過去の遺産が全部なくなっちゃうから大ごとになるだろうな。

一方で日本は企業サイトもそれほど網羅したところがないから、やっぱりジオシティーズの個人サイトは歴史として大きかった。これが消えたら残りはwikipediaくらい?ここが終わったら日本のインターネットのたくさんの情報が消える…のかな?

まとまりのない話になってますが、やっぱり電子の海は永遠じゃなかったなと確信しつつジオシティーズの別れを惜しむ昨今でした。