*batteries not included ニューヨーク東8番街の奇跡 今見てもかわいいUFOとネタバレ感想

IRAを熱く語ってた謎のアイルランド月間が終わって、いきなり方向性が変わってますが、今回は1987年のアメリカ映画です。日本でも有名な作品です。前回1996年の映画を探したついでに古いDVDを引っ張り出して見返したのだ。

私はバンバン撃ちまくってるクライムドラマが好きだけど、かわいいものも好きなのだ。去年は『名探偵ピカチュウ』のふさふさ具合にノックアウトされたけど、私の中のカテゴリはそれと同じ。上目遣いでたどたどしく話してるおっさんとかも同じカテゴリだったりするけども…。

 
さてこの映画は私が子供の頃、一昔前にはよくテレビで放映されてました。それでかわいさにはまってDVDまで買っちゃったんだった。久しぶりに見返すとファッションや髪型は時代を感じさせるけど、UFOは今でも通用するかわいさよ。

タイトルの『*batteries not included』は『※電池は含まれません(別売りです)』みたいな注釈のことなので「*」もつくのです。ちなみに英語で見るとこの言葉、2回出てきます。ハリーが見てるテレビで言ってるシーンと(彼はテレビのCMを見るのが好きなのでそれもCM)と、末っ子が産まれて動かなかった時に初めてハリーが台詞を言うシーン。

でも洋画の日本語タイトルってひどいの多かったりでたまにネタにされますが、これは日本語タイトルの『ニューヨーク東8番街の奇跡』の方がなんとなく夢があって好き。

Amblin Entertainment『*batteries not included ニューヨーク東8番街の奇跡』
*batteries not included ニューヨーク東8番街の奇跡

左側の男の人のボリュームあるこの髪型って1980年代ならではよね。私の好きなアメリカ俳優も若い頃の映画やドラマでこんな髪型してて、ぎゃーって言いながら見たものよ。←失礼な。このヘアスタイル、個人的に「ライオン頭」って呼んでるんだけど、友達は「TM NETWORK」って呼んでた…。

確かにこれも1980年代らしい…。

大人になって見ると、この映画は白人夫婦にアフリカ系にスパニッシュにとメインキャラの人種も多様性があって、活躍も男女で偏ってなくて、既にポリコレを意識した作りになってるのではと思ったり。さすが総指揮スピルバーグだね。まあアジア系はいないけども、当時はほとんど出てこなかったからね。

話の内容は感電してビリビリすると髪の毛が爆発する漫画的表現とかあったりの基本はコメディですが、それぞれの住人や登場人物の心理とか描かれてて、切ないシーンや感動シーンもあります。

(絵だけど)お姉ちゃんのおっぱいが出てくるとこは今だと子供にはアウトかもしれないけど、――そのシーンも、ちびっ子UFOたちに見ちゃ駄目って目隠ししてるとこがかわいい――それ以外は地上げ屋の暴力がちょっとひどいのもあるけど、お子様でも見られるかわいい映画です。

AmazonプライムでもDVDでもBlu-rayでも日本語版もあるみたいなので、見てない人ももう見た人もぜひ家族で見て癒されて欲しい映画です。まあ一人で見ても可愛さに癒されるけど…と、またかわいいしか言ってない状態になってきました、ほんとにかわいいから、動いてる姿をぜひ見てと言いたい。

映画のあらすじとか人物とか

時代は1980年代。周りが地上げされてブルドーザーが何台も行き来してる再開発中の一角に立つアパートビル。そこには一階のカフェを運営するフランク(Frank)と認知症気味の妻フェイ(Faye)のRiley老夫婦、モデルに逃げられた売れない画家のメイソン(Mason Baylor)、バンドマンの恋人の帰りを待つ妊婦のマリッサ(Marisa Esteval)と、かつてチャンピオンだったけど今はテレビのCMを見て過ごしてるという寡黙なハリー(Harry Noble)が住んでいる。

彼らはレイシー(Lacey)の手下の地上げ屋のカルロス(Carlos)と部下たちの追い出しに合っている。カルロスを息子ボビー(Bobby)と誤解したフェイが立ち退き料を受け取りそうになっているのを退けたり、それぞれの住人は金を突き返して彼らを追い払うけど、彼らは部屋や店を破壊してますます立ち退きをエスカレートさせる。そのせいで立ち退き料を受け取った別の老夫婦は出て行ってしまった。

そんな真夜中、開いた窓から小さなUFOがやってくる。彼はきょろきょろ室内を探してあるものを発見すると、よろよろ飛んでる弱った仲間を呼んだ。仲間の彼女が向かったのはキッチンのコンセント。そこで自分を充電すると、UFOたちは室内を飛び回る。その物音で目覚めるフェイ。トースターが廊下を昇って行くのを見て追いかけて、屋上の使われていない鳩小屋で彼らと出くわす――。

これが導入でメインキャラの紹介になってる。

鳩小屋にUFOがいるのを知った彼女がクリップとかエサをあげてるのを見て、フランクは昔ここで鳩を飼ってたのを思い出したんだろうとか初めは言ってるけども、そのうち不思議な出来事が起きて、アパートの他の住人たちもそれがUFOによるものと気づく。

そして彼らと住人は交流を深めていく。レストランを助けられるフランクとフェイ。末っ子を治してあげてるハリー。メイソンはメリッサと仲良くなって絵を描いてたり、ちびっ子UFOにヌード見ちゃダメって言ってたり。

一方でカルロスの地上げは徐々にエスカレートして行って、とうとうアパートは危険な状態になるんだけど、助けたくれたUFOたちが恩返ししてくれると。

Amblin Entertainment『*batteries not included ニューヨーク東8番街の奇跡』
可愛いし可哀想だし健気な感じがもうたまらない…。
*batteries not included ニューヨーク東8番街の奇跡

ざっとしたあらすじはそれだけど、周りを地上げして工事してる作業員たちも徐々に住人たちの側に同情してきてたり、なんだかんだで完全な悪人がいないのがすごいところ。メインキャラの中ではね。

地上げ屋カルロスもガラス割ったり破壊したりエスカレートしてくけど、人は傷つけてない。フェイを助けようとして彼女の妄想に付き合って息子のふりしてあげたり。そのせいで彼女のトラウマが戻っちゃってのすれ違いが切ないところだけども、根は悪いヤツじゃないんだよ、たぶん。最後に火をつけてた部下が逃げきってたのはズルイけどそこはナシで…。

UFO一家はたまに鳴いたり悲鳴上げるくらいで言葉は喋らないし表情も変わらないけど、動きで感情表現してて、ほんとにかわいい。その中でもドジっ子でワンテンポずれてる末っ子だけはちょっと眠そうな困ったような顔してるんだけど、動きがよちよちしてて健気でかわいい。静止画より動いてるとこをぜひ見てほしい可愛さ。と、気づけばまたかわいい可愛い言ってる。こんな子がいたら親に返したくなくなっちゃう気持ちも分かる。

ロボットメーカーがリアルなUFOの子たち作ってくれないかな。家にいない時も勝手にお掃除してくれたりさ。ってそれルンバ…。

UFOたちの動きがまじでほんとにかわいいから、見たことある人も見たことない人も何度も見てる人もぜひぜひ見てね!可愛さに癒される映画です。