007 Quantum of Solace(慰めの報酬)をテキトーに語る

さて今回は007シリーズの一作です。ジェームズ・ボンドが主役のスパイ映画、って今更書くまでもないけども。

2020年に春に出るはずだった新作『No Time to Die(ノー・タイム・トゥ・ダイ)』が新型コロナウィルスのせいで延期し続けて1年、秋くらいに今度こそ公開するぞってニュースがありましたが、そんな時期にシリーズで1、2を争う駄作と言われる(ひどい…)2008年公開の『Quantum of Solace(慰めの報酬)』を今更取り上げてんのはなんでかって?

私の好きなイギリス俳優ポール・リッター(Paul Ritter)の訃報記事で書かれてたからですよ。まあ有名作だから挙がってただけで、当人は「どこに出てたっけ?」って見直す羽目になるくらい全然出てないんだけどさ。

ポール・リッターがお亡くなりに。ショックで寝込んでます

そしてスター・ウォーズシリーズの『The Mandalorian(マンダロリアン)』でも最初にお断りしましたが、この007シリーズもスター・ウォーズと同じように世界中に熱心なファンの人がいる作品なのはよく知ってます。が、私はある程度は順不同で見てるけど、そこまで詳しくないので、蘊蓄は語りませんし語れません。失礼なことは言っちゃってますが、許してね。とここでもお断りを。

 
私はクライムドラマ好きですが、007と言ったら子供の頃によく夜やってた記憶があり、敵が海の中でタコの形の潜水艦?で走ってたり、ボンドも潜水車で追いかけたりと、荒唐無稽なシーンがインパクト強すぎて、真面目なクライムドラマのイメージはありません。おいこら。

私の中でのカテゴリは「特撮もの」です。はい、戦隊ものとか恐竜映画とかあの辺の…。悪の秘密結社スペクターのタコマークロゴとか、戦隊ドラマチックじゃん。シリアス…なのかあれ?みたいな。

 
主役が変わって近年はシリアス色が強くなってるけど、荒唐無稽なメカとか、謎のスパイ道具は健在じゃん。そこも特撮だよね。それが面白いんだけどさ。

リアルを求める人はそういうのが子供っぽいとか言いますが、どうせフィクションなんだから未来感あって夢見せてくれるって意味では、そういうのも楽しい部分で私は好きです。ていうかリアルなスパイドラマって地味じゃん…って、よそ様に無差別でケンカ売ってみたり…。

 
ボンドもそのうちボディスーツ着て空飛んで宇宙人とも戦うんじゃないかって、それはアメコミヒーローものですが、私の中ではそれも同じカテゴリなのだ…。なんて言ってたらマーベル傘下にしたディズニーが007も欲しがってるとか怖ろしいニュースも前にあったっけね。

とかあほなこと書いてるとと、「どこがアメコミなんだよ?」ってファンの人に怒られそうですが、たくさんいる方じゃなくて単体のヒーロー話の方よ。スパイダーマンとかそっち系。

あの辺も毎回悪の一味と戦って、恋愛挟みつつ、お約束の物語ってテンプレあったりするので、007と似てるよねと。悪の組織同士がつながってるみたいな設定とかさ。同じキャラでも頻繁に俳優が変わるとこもさ。そういうとこが007ってイギリスのアメコミって感じ。←日本語崩壊してる。そういえばスパイダーマンにもドクター・オクトパスってタコがいたね。

   

またこのシリーズは誰が演じたかもファンの大きな議題ですが、個人的には、一途な男が好きなので!、女たらしでチャラい男・ボンドは女の敵だと思ってますが、顔だけで言ったら『リビング・デイライツ』のティモシー・ダルトンが一番好きです。でも『消されたライセンス』はちょっと育ちすぎててなんか違う。超細かい。って、いつもおっさん話ばかりだけど、たまにはハンサムも力説してみる。

新作は日系アメリカ人のハンサム監督キャリー・フクナガ氏だとか話題にもなってましたが、ルックスだけだと彼もジェームズ・ボンド役が似合うと思います。力説。喋りはアメリカンだったけど。監督にしとくのもったいない。

ちなみにアクション映画に興味のない友達は「007と言ったら、いつもボンドとボンドガールを誰が演じるかってニュースばかり流れてて、いつ公開されてるか分からない」ってよ。ひどい。確かにいつも次のボンドは誰かってニュースのが公開情報より話題になってるかも…。

ストーリー

について語りたいとこだけど、これ『Casino Royale(カジノ・ロワイヤル)』の続きだし、駄作の評価をほしいままにしてるだけあって大した話がないし(散々言いすぎ…)、私も一回見た後の記憶だと「全身真っ黒油まみれで死んでた美女の回だっけ」くらいの記憶だったのであります。あとはやたら追いかけっこしてた気が。

そしてポール・リッターはどこにいる?って見返して確認した2度目の時には、なぜか途中から『Munich(ミュンヘン)』と話が混じってて、記憶してたシーンがない???と勝手に混乱してたり。

油まみれの美女が逃亡先のコテージみたいなとこで殺されてるシーンなかったっけ?それは『ミュンヘン』の方じゃ、みたいな。主人公と敵が車越しに会話してるシーン…なんてねーよ。それも『ミュンヘン』の方じゃ、みたいな。

『Munich』
Munich

なんでそうなってるかというと、ダニエル・クレイグと今回の悪役マチュー・アマルリックが両方に出てて、片方はスパイっつーか暗殺者で、片方は謎の黒幕みたいな似たような役やってて、同時期に見たから混じってしまったというだけなんだけどさ。気づく前は、私が見たはずのあのシーンはどこで見たんだろ、幻覚だった?って少し悩んだし。

『Quantum of Solace』

この映画の悪役ドミニク・グリーンは表向き環境慈善活動をしている実業家でありつつ、裏では秘密組織のメンバーで、水利権を支配するためボリビアでクーデターを企んでいてボンドがそれを止めるって話だけども(大まかな筋もほぼこれ)、水利権を巡る主人公とヒロインと、敵のやり取りは大昔の映画の『Chinatown(チャイナ・タウン)』みたいだなーと思ったら、それも意識されてるらしい。

英語のタイトルになってる『Quantum(クォンタム)』は彼らの組織名でもあって、悪の秘密結社スペクターの下位組織らしい。ファンには必須の設定も、スパイが美女とイチャイチャしつつ任務完了する映画、程度の知識で見てるほとんどの人にはそんなのいちいち興味ねーですので、日本語タイトルの方が万人向けになってます。なんかカッコいいタイトルのせいで名前負けしてますが…。

逆に新作『No Time to Die』そのままカタカナで『ノー・タイム・トゥ・ダイ』ってダセー感じですね。直訳して「死ぬ時間はない」ちょっとひねって「死んでるヒマはねえ」ってもう絶対B級みたいな。って未公開映画にケチつけるな。このシリーズはダサいタイトルの方が面白くなるので次は面白いはずですとも。

   

ポール・リッターがどこにいたか

私しか興味ないポイントですが。
最初に書いたように、見たはずなのにポール・リッターがどこに出てたか全然記憶に残ってなくて、ヘインズって役名付いてたからちゃんとしたキャラだったはずなのになあと画像見てタキシード着てるとこで、あのオペラ『トスカ』の中にいたのか、って気が付いたくらい。

『Quantum of Solace』

役柄としては、表向きは英国首相付き特使で、裏では彼もクォンタムの一味のメンバーです。せっかくのおハイソイギリス人の悪役だったのに活躍してないが、一応一言喋ってました。彼の護衛の人の方がボンドと戦って豪快に落ちてたし目立ってたよ…。それでボンドはMに怒られてたし。

しかしfandomによると、ほんとはクォンタムについてボンドに問い詰められてるシーンもあったはずなのに削除されてしまったらしい。そこの部分が一番見たいよ。追悼公開してくれないかな。

https://jamesbond.fandom.com/wiki/Guy_Haines

Deleted scenes
Though unused in the final cut of Quantum of Solace, a closing scene was shot where Bond arrived at Guy Haines’ estate. In this scene Bond kills co-conspirator Mr. White and begins to interrogate Haines about Quantum; instead the producers chose to use the traditional gunbarrel sequence at the end of the film instead of this scene. This deleted scene was withheld from the Quantum of Solace DVD releases and remains unseen by the public.

ということで、いつにもましてとりとめないのは、ストーリーが薄すぎるからじゃ。これ見るなら先に前作の『カジノ・ロワイヤル』を見てからの方がいいよ。けどそっちを見た後にこれを見ると落差が激しすぎて、また別の点でモヤモヤすることになるけどね。←少しは褒めろよこの映画。

ボンドガールのオルガ・キュリレンコはきれいだったよ。やっつけ褒め。